| ▼このレコーディングは、97年9月15日から、いつものメンバーが伊豆へくりこんで、歌も音もいっさいを同時に録音する完全一致をめざしました。 ▼ギターの弾き語りが5曲もあって、やりなおしがきかないというプレッシャーもありましたが、考えてみれば、コンサートの本番と同じわけで、不安より臨場感が勝った感じ。なかには夢のようにぴったり気持ちが伝わり、「奇蹟だったね」っていうくらいのセッションもあります。長い間、いっしょに舞台を創ってきたメンバーの実力にあらためて脱帽です。
トランペット
ヴァイオリン……武川 雅寛
ギター……………告井 延隆
キーボード………細 井 豊
ベース……………早川 哲也
パーカッション…佐藤 正治
エレキギター……中野 督夫
ピアノ……………大口純一郎
▼歌手を30年以上してきて、やっと機械に裏切られず、とことん望むとおりのレコーディングができたと思っています。何曲かご紹介いたします。
▽美しい昔
この歌はコンサートでは時折、弾き語りで歌ってきましたが、81年の「ハルピンの夏」のライブアルバムのエピローグとして、一番の歌詞のみ収録したことがあるだけで、正式なレコーディングは初めてです。シンプルなアレンジですが、とても歌いやすい気持ちの入ったレコーディングになりました。
▽美しき五月のパリ
なつかしい歌です。68年のパリ5月革命の歌。当時、日本の学生も同じ炎の中にいて、71年、この歌をシングルにしています。
▽レボリューション
「68年をそっくりひっくりかえすと89年になる」と私に言ったのはフランスのピエール・グロスでした。彼は89年フランス革命200年祭の年のユネスコホールでのコンサートに見に来て、私のために「シパンゴ(日本)というアルバムを一緒に創ることになった詩人。
その年、天安門事件があり、ベルリンの壁が崩壊した。「レボリューション」がすっかり新しい意味を持ち始めたという想いを込めて、ユネスコホールで歌ったのでした。
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