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ドキュメントTokiko

2020
02.
14
ほろ酔いコンサート IN ヒューリックホール<Vol.3>

♪百万本のバラ

「みんなで!」のトキコさんの一声で、会場全体が壮大なハーモニーの響きとなる。
(百万本のバラの花を~)
名曲というのは、瞬時にその歌の世界に引き込んでくれる。自分ですら一瞬、広場を見渡す女優を下から見上げるピロスマニとなり、自分の周りに真っ赤なバラの海が広がっているような気がする。

「ありがとう!アンコール、何やろうかなーと思ったんだけど、久しぶりに・・・なんでしょうか!?」
と言ってから大爆笑し、
「・・・だい、だっ、そう!!!」
と叫ぶやいなや、弾けるように歌い始める。

♪大脱走
~超えてきたのさ あの山を おいらの町は もう見えない~

小さなカバンをぶら下げて、身軽な旅。そんな風に生きられたらいいなぁと思わせてくれる名曲。トキコさんらしくて、かっこいい。

「最後に、もう一回みんなの顔を近くにみながら歌いたい!『時には昔の話を』、歌ってみましょう!」

♪時には昔の話を

まずはステージ上で歌いだすトキコさん。
「♪時には・・・あ、(みんな)座っちゃうのか!!」
歌を止めて残念がるトキコさんに、会場中が大爆笑!

『大脱走』で立ち上がって弾けてくれたお客さんたちが、穏やかな『時には~』で、まさにいま腰を下ろそうとしていた瞬間で、トキコさんの言葉に慌てて腰を浮かせる人も見えた。

「いや、いいんだけどね!・・・せっかくこんなにみんな立ったのにね・・・。まあいっか!いいよ、座っていいよ!」

笑いながら客席は腰を下ろす。
改めて。

♪時に昔の話を

「この会場、初めてだけど、いい景色だね!!客席がかっこいいよ!!
本当にありがとう!!・・・じゃあ最後に、みなさんへの愛をこめて。『あなたに捧げる歌』!

♪あなたに捧げる歌

歌いだすと潮が引くように拍手が消え歌に聞き入り、あたたかな空気が広がる。
~今夜ここで 会えたうれしさ どうして伝えよう~

楽しい時間を惜しむようにトキコさんを囲む大勢の人々。
そのとき、急に明るいアカペラが響く。

~白い花なら 百合の花~ (『酒は大関』作詞作曲:小林亜聖)

よいしょ!と客席から掛け声が響く。

♪酒は大関

「ありがとう!!良いお正月迎えてください、本当にありがとう!」

割れんばかりの拍手の中、ニコニコと太陽のように輝くトキコさんが、撮っていて眩しい。

「元気でね。来年も生きていてください!(会場爆笑)
コンサートも是非きてください!どうもありがとう!」

打ち上げでの一コマ。トキコさん、お誕生日おめでとうございます!
いつか100歳を過ぎても、歌い続けてくださいね!!
今年も最高な「ほろ酔いコンサート」、ありがとうございました!

ヒダキトモコ

写真家。日本写真家協会(JPS)、日本舞台写真家協会(JSPS) 会員

東京都出身、米国ボストンで幼少期を過ごす。専門はポートレートとステージフォト。音楽を中心とした各種雑誌、各種ステージ、CDジャケット、アーティスト写真等に加え、企業の撮影も多数担当。趣味は語学とトレッキング。

​Instagram : tomokohidaki / Twitter ID : hidachan_foto