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Youth 美しき20代

旅人たち
恋を知り、酔うことも知り、歌いはじめた二十歳。
学生であることに焦立ち歌手になったけれど、未知の世界との不協和音にとまどった。
きのうまでのことにさよならしても、明日はすぐには始まらない。
ひたすらに今日をやってみるだけ。
それが私の二十歳。

美しき20歳

はじめてのキス こわされた窓 かわした約束
感じたまま 生まれかわる 誰からも自由
家出の朝 とまどいの駅 つめたい沈黙
いいわけの嘘 気になる夜 つよがりの手紙
最高の夢 おどる心 最悪の電話
きまらない今日 終わらない昨日 にげていく明日
未熟な恋 くりかえすドジ とどかない言葉
叫びたいほど ひとりぼっち 地団駄の孤独
誰のものでもない 二度と来ない季節
待ちこがれた愛 抱きしめた人 それが20歳
煙草のけむり 謎の不安 もてあます自由
信じていたい 信じられない 信じてみたい
踏切の鐘 ふりしきる雨 近づく足音
二人だけの 秘密の時間 ふるえるときめき

When I was twenty, I learned to love and to get drunk, and I started singing.
I was restless being a student and became a singer; however, I was puzzled by my discord with the unknown world.ハ Saying good-bye to メyesterdayモ did not mean starting メtomorrowモ right away.ハ All I could do was メtoday.モハ That was my twentieth year.