museum ミュージアム

鴨川自然王園

鴨川自然王国(かもがわしぜんおうこく)は、千葉県鴨川市の里山に位置する農事組合法人で、自然と共生する持続可能な暮らしを実践する拠点です。​1980年頃、環境活動家であり歌手の加藤登紀子さんの夫・藤本敏夫氏によって設立されました。​彼の逝去後は、加藤登紀子さんやその家族が運営を引き継ぎ、農的なライフスタイルを広めています 。
里山に抱かれるようにぽっかりと静かなこの場所を夫、藤本敏夫はこう名付けた。
そして『雑役夫兼国王」という座につき、せっせと道をつくったり、
垣根をつくったり、田植え、草刈り、稲刈り、さらに豆腐づくり、味噌づくりにもはげみ、
多樣な農的生活の実践場として楽しんで来たのです。
2002年夫が他界した後を、私は受け継ぎ、
私のホームとしてこれからじっくりと私なりの楽しみ方を築いていこうと思っています。
私にとってはこの場所そのものが王国。
私はまだ実力がないので「女王」にはなれず「姫と呼んで!」と言っています。
が、こっそり「皇太后」なんて言っている人もいるらしい。
藤本の時からずっと活動を支えて来たスタッフがしっかりすべてを仕切ってくれています。
特にとなりの師匠、石田三示さんは厳しくもまた頼りがいのあるリーダーです。
朝は散歩、昼は木陰でうっとりと夢想。夜は真っ暗な空の下でみんなで酒盛り、
畑でとれた野粢で料理をつくり、時には、川や海の幸をとって来て大ごちそうになることも・・・
これからの生き方をここから発信しようと未来への夢を熱く語る日々です。

鴨川自然王国WEBサイト

主な活動と特徴

有機農業の実践:​無農薬・無化学肥料で米、大豆、野菜などを栽培し、循環型農業を推進しています。​地下水を活用し、薪ストーブやソーラーシェアリングの導入も進めるなど、自然エネルギーを活かした暮らしを実現しています 。​

農業体験と教育:​「里山帰農塾」や田植え・収穫体験などを通じて、都市と農村の交流を促進。​子どもから大人まで、自然と触れ合いながら学べる機会を提供しています 。​

サポーター制度:​年会費1万円で、無農薬米5kgや味噌、醤油、うどんなどの特産品が提供され、カフェの割引特典も受けられます。​農業体験イベントには、サポーター以外も参加可能です 。​

カフェ「En」:​敷地内にあるカフェでは、自家製の有機野菜や米を使ったランチを提供。​週末限定で営業し、訪れる人々に自然の恵みを味わってもらっています 。​

イベント開催:​春と秋には収穫祭を開催し、加藤登紀子さんや娘のYaeさんによる音楽ライブやトークセッションが行われます。​地域の人々や訪問者が共に収穫の喜びを分かち合う場となっています 。​