Tokiko Now
09.
いつも冬景色の中で歌ってきた八ヶ岳高原音楽堂で、この度は、まだ夏の日差しの残る季節に歌います。
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夏といえば、故郷、戦争、未来、、、いろんな遠くに思いを馳せる季節。今回は、真っ直ぐにそのテーマに向き合ってみたいな、と思っています。
私の60年の歌手活動の中で、いっぱい歌ってきたのに、やっぱり残ってきたのは、本当に起こった歴史に軸足を置いた歌。
「あなたは、本当にノンフィクションの人だねえ」といわれたことがあったっけ。私もそれを認めます!
どれほどか、苦しかった歴史の中を生きた人々が、私の心の中に住んでいます。
それは今も生き続けている、現実の歴史の中に繋がっています。
9月8日(日)のNHK「新・BS日本のうた」でも、その思いを強くしました。キム・ヨンジャさんと歌った「イムジン河」、やっぱりすごい歌ですね。私も歌っていて、胸が熱くなりました。
この歌にもいろんな翻訳があって、ザ・フォーク・クルセダーズのうたった歌詞と違う、と思われたでしょう。
あの時はいろんな思惑が飛び交って、フォークルのレコードは発売中止になりました。その後キム・ヨンジャさんは、吉岡治さんのこの歌詞で歌ってきて、北朝鮮にも行ってうたったこともよく知られています。
今回この歌詞で歌ってみて、心にずっしりと深まる、いい歌詞だな、と思いました。
訳詞、ということにこだわってきた私が日本訳詩家協会の会長として開催するコンサートも、9月16日、銀座ブロッサムで開かれます。ゲストには、湯川れい子さん、渡辺えりさん、クミコさん、高汐巴さんが登場。もちろん、訳詩家協会の理事、会員も参加します。
去年が日本訳詩家60周年でしたが、素晴らしかったので、恒例になれば、というので、今年の開催になりました。多分、来年も開くのでは?ということになっています。
チケットの残り、わずかですが、是非みにきてください。そして日本訳詩家協会の会員になって下さい。
そして、9月11日(水)の「土の日」ライブ、もお見逃しなく!
ゲストは宮沢和史さん。
2020年の9月11日からスタートし、もう5年目に入ります。
その節目のゲスト、宮沢和史さんは登紀子の「土の日」ライブの記念すべき第1回目のゲストでもありました。今回は、まっすぐ宮沢和史さんに踏み込んだ土の日になりました。
是非9月11日(水)夜8時のYouTube、登紀子の「土の日」ライブを見て下さい。