Tokiko Now
11.
福岡で「ほろ酔いコンサート」、初日を迎えた先週一週間は、すごい密度の濃い一週間になりました。
福岡キャナルシティ劇場での初日、今回のほろ酔いプログラムがすごくパワーフルなメニューなので、リハーサルからもう全力投球になってしまい、ちょっと心配になりましたが、どうにか、やりきりました!
新曲も2曲あって、ドキドキでしたが、なかなかのデキで、まずは難関突破した感じ。オープニングで歌った久しぶりのメニューもいいのよ。次の沖縄でもこれで行こう、と思います。楽しみにしていて下さい‼︎
ショックだったのは、前日になって知った、谷川俊太郎さんのご逝去でした。11月17日の朝日新聞に新作の詩が載っていたばかりだったので、13日に亡くなっていたなんて、本当に驚きです。この世を去る、その日まで詩人として生きていた、ということに感動しました。福岡ほろ酔いでは、急遽、彼の残した名作「死んだ男の残したものは」を歌いました。武満徹さんの曲も素晴らしく、心の底から歌わせていただきました。俊太郎さんの人生の拍手と感謝を込めて。
福岡ではこの歌の後に劇団ひまわりの子どもたちと「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんの言葉を「広島愛の川」に載せた朗読と「未来へ詩」を歌いました。何だか、胸がズキズキするような展開で、今年の「ほろ酔い」の芯が見えた気がします。
沖縄では、このほかに沖縄の歌も歌います!すごいことになりそうね。楽しみです。
さて福岡の翌日はアルカス佐世保で「させぼ夢大学」のコンサートでした。こちらは、今年1年歌ってきた「百万本のバラコンサート」のメニューで、じっくりと歌わせていただきました。アルカスホールの素晴らしい響きにうっとりするような90分でした。「させぼ夢大学」のお客さんも実行委員会の皆さんも素晴らしい方ばかりで、本当にメッセージが深く届く感じがして、嬉しかったです。
そして翌日は長崎でした。1日はゆっくり街を歩き、浦上天主堂と原爆資料館をゆっくり拝観させていただきました。長崎の核廃絶を訴える活動の歴史に頭を下げたい想いでした。
日本被団協がノーベル賞を受賞したことを受けて、これから世界に向かって日本が果たすべき役割は大きいと思います。
翌日は核廃絶を求める地球市民フェス2024が長崎市に新しくできたばかりのHAPPINESS ARENAで開催され、開会式の後にトップバッターとして、歌わせていただきました。
「愛の讃歌」「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」「Revolution」の後に「広島愛の川」「イマジン」「遠い祖国」から「百万本のバラ」まで非戦への思いを込めて、、、。
そして昨日は東京の原宿でエシカルな生き方をテーマにした大イベントで、核実験によるアメリカでの被曝実態を追ったドキュメンタリー映画「サイレント・フォールアウト」の上映会とトークの会がありました。この映画のナレーションを私が担当しています。とってもショッキングな内容で、ぜひ皆さんにみてほしい映画です。ロシアとウクライナの戦争がロシアとアメリカの戦争にまで深刻化してきて、核の使用も視野入ってきた状況に、戦慄します。
何としても早い停戦を願わずにはいられません。
今週も金曜日の沖縄、週末1日の京都劇場と「ほろ酔いコンサート」が続きます。
しっかり全力投球で迫りますよ!
楽しみに待っていて下さい!