Tokiko Now
01.
昨年「さ・か・さの学校」(時事通信出版)を書いたことから、トークの依頼が増えています。
今年は歌手生活60周年でコンサートもたくさんあるのですが、
戦後80年、昭和100年という節目に重なるので、語りたいことがどっさりあって、すごい年になってきました。
先週は大阪滋賀県人会の70周年の記念パーティーに呼ばれて、大阪ヒルトンホテルでの盛大なディナーコンサートとなりました。滋賀県知事をはじめ、各地の市長さん、町長さんも勢揃いのすごい客席。それでも和気藹々の熱気で、楽しい会でした。


「琵琶湖周航の歌」は1917年に旧制三校のボート部の学生だった小口太郎さんが作った詩が、当時流行っていた「ひつじぐさ」という曲に合わせて歌われて一気にヒットしたという歴史があります。大正デモクラシーの時代の夢に溢れた歌、若い学生たちがこれまでになかった日本の歌を作ろうとした日本の寮歌の代表作です。
この歌の100年を記念して2017年から昨年まで滋賀県で6回の「びわ湖音楽祭」を各地で開催したのでした。
一昨年はあの「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜」という映画の中でも滋賀県がテーマになり、なかなか感動的なシーンで「琵琶湖周航の歌」が登場していました。
いろんな周年が話題になる中で、この「百年の歴史」というキーワードが大きくなってきました。
そうなると、あの「紅の豚」の時代からもほぼ100年ということになり、語りたいことはさらに増えます。
エディット・ピアフやマレーネ・デートリヒの生きた時代、NHKで放送されている「映像の世紀」の世界ともバッチリ重なってきます。
今週土曜日の佐野では男女共同参画もテーマになっているようですが、この100年というテーマにも踏み込んでみたいです。
日曜日の新居浜市のあかがねミュージアムでの公演も本当に楽しみ!!
私自身の60周年、人生80年、色々語ります。ぜひ楽しみにしていてください。