Tokiko Now
04.
山形は今回は会場が駅前のテルサホール、15時開演です。
60周年コンサートは3月29日の熊本県立劇場からスタート、翌日が岡山芸術創造劇場でした。行く先々で桜が満開、という縁起のいい巡り合わせ!なんだか幸先がいいですね。


そして今週末12日(土)が山形なので、ひょっとすると、桜満開かもしれません。山形も桜が特別美しい街ですから、すごく楽しみです。
実はこの間3月31日から3日まで、私は済州島に行っていたんです。
済州島は沖縄本当より大きなリゾート観光地で、空港も立派で道路も街も整備された快適な街。ここでも街路樹はほとんどが立派な桜で、それも見事な満開でした。初めての旅でしたから何もかもにときめいて、素晴らしい旅になりました。
そもそもこの島に行くことになったのは、1948年4月3日にこの島で大きな暴動があり、その前から数年にわたる弾圧で3万人近い人が殺された悲惨な歴史があり、その追悼会に参列し、前日の前夜祭に出演することになったからです。
朝鮮半島が二つの国に分断されようとした1948年、この島の多くの人たちが統一祖国を求めたこの4・3について、韓国の中でも語ることが許されず、98年、金大中大統領が初めて国家の責任を認め、この歴史が世に知られるようになった、という事情があり、私も2年前に友達に誘われて日本での「4・3を考える会」に行くまで知らなかったのです。
この済州島4・3に深く関わり、その混乱の中、命がけの脱出で日本にたどり着いた詩人の金時鐘(キム・シジョン)さんの本「朝鮮と日本に生きる」を熟読し、感動に震えながらこの出来事に向き合うことになり、金時鐘さんのお宅をお訪ねし、熱い思いも交わしました。
よりによってこの4・3追悼会の翌日が、尹大統領の罷免の判決。なんというすごい巡り合わせでしょうか!
済州島でのこの3日間のことや、この歴史への思いはこの4月18日、19日に日暮里のサニーホールで開かれる会でお話ししたいと思っています。ぜひ足を運んで下さい。60周年への想いも含めて、私の今年の大事な発信になると思うので。
さて、そんな済州島訪問から帰った翌々日は、東京国際フォーラムのホールCで、TOKYO MX開局30周年の記念コンサートがありました。
ゲストに水谷千重子さん、ミッツ・マングローブさん、五条院凌さんの登場するすごいコンサートでした。


昭和100年を歌で綴る、という内容で、私も久しぶりに美空ひばりさんの「終わりなき旅」や中島みゆきさんの「この空を飛べたら」、そして五条院さんのピアノで「難破船」を歌いました。

楽しいトークもたっぷりで、すごいコンサートになりました。
本当に今年はいっぱい出会いのある年。中味が充実しまくっていてワクワクするわね。

4月9日の「徹子の部屋」も是非是非お見逃しなく。人生のすべてを語る、みたいな内容で、弾き語りで「遠い祖国」を歌ってます。徹子さんが元気でいて下さって、本当に嬉しいです。


6月22日のNHKホール60周年コンサートのチケットも受け付けますので、まだチケットをゲットしていない方は、ぜひお申し込みください。
そして4月11日の「登紀子土の日ライブ」にはゲストに武田鉄矢さんが登場します。昭和を語る、と言ったらこの人。この日のトークもびっくり、爆笑の素晴らしい内容です。絶対見てね。
