Tokiko Now
08.
先週は6日の広島の後、8日に軽井沢、9日に秋田でコンサートがあり、激しい移動の1週間でした。7日に軽井沢に行く夜は、北陸で大雨が降り、新幹線が大幅に遅れましたし、秋田からの帰りの飛行機も遅れました。そうしてこの10日、11日、九州やあちこちで記録的な大雨になっていますね。本当に大変なことになっている方もいらっしゃるでしょう。
心からお見舞いします。
軽井沢は、一部でウクライナ人の歌手、ナターシャ・グジーの歌、二部には五條院凌さんとバイオリンのAIさんとの演奏、そして私も加わり、三部は私と鬼武みゆきさんのステージという、華やかな美女(?)ぞろいのコンサートでした。
ふたつの原爆投下の間の8月8日、ウクライナのナターシャの歌も聴いて、胸がいっぱいでした。
「はだしのゲン」の作者中沢啓治さんの「広島愛の川」を語りバージョンで聞いていただき、私のアルバム「for peace」の新曲も歌いました。
8月9日の秋田は60周年コンサートでした。
ホールが昔県民会館だった場所に数年前に新しく建てられた「ミルハスホール」で、本当に音も良くて素晴らしいホールでした。間違いなく「日本1」ね!ホールの前には秋田城のお堀があり、そこに素晴らしい蓮が咲いているのが3階のロビーから見えます。だから「蓮を見る」ホール、かな?と思っていましたが、本当の意味は「1000本の蓮」のことだそうです。コンサートもすごく盛り上がり、胸いっぱいの熱い時間でした。
本当に嬉しかったです。



10日には劇団ひまわりの公演「コルチャック先生」をYaeと一緒に観に行きました。
1995年、加藤剛さん主演の時から、音楽を私が担当し、ユダヤの音楽をリサーチして仕上げてきた大好きな音楽劇です。Yaeは95年、19歳で出演しています。それから30年も大切に公演を続けてこられたことに、本当に感動しています。

ナチスドイツによるホロコーストで、孤児院の子どもたちと共にガス室に旅立ったドクター・コルチャック。子供を愛するその痛烈なメッセージに、何度も大泣きしながら、観させていただきました。
「どんな時もこれからを生きる子供たちを守らなくてはならない!」
この声を今のイスラエルの指導者に聞かせたいな、と思いました。
今、ガザで行われていることは、このホロコーストにも匹敵するような過酷な仕打ちではないのか、と。
広島、長崎の記事でもいろんなエピソードに触れて、改めて戦争というものの恐ろしさを肝に銘じなくてはと思いました。
8月16日の読売ホールのコンサートで、できる限り、その思いを歌で表現できれば、と思っています。
11日の「Tokiko土の日ライブ」も発信されました。今回は5年間の最後の回なので60回目。ゲストは六角精児さんでした。読売ホールで初めて一緒にステージに立つ前に、六角さんの歌も聞けて、一緒に歌えてよかった!楽しいトークでしたね。16日の本番が超楽しみになりました。