Tokiko Now
09.
暑い日が続きますね!
ハルビンではとっても涼しくて、夜はちょっと寒いくらいだったので改めて日本の暑さにびっくりです。
それでも心の熱さは大歓迎。昨日は小田原三の丸ホールで熱気いっぱいの「『私の願い』コンサート」でした。

元劇団四季の沢木順さんがリーダーとなって2019年から始められた平和コンサート。今年は7回目で私は3回目の出演です。
亡くなった俳優の宝田明さんの残された『私の願い』という歌を受け継いで、老若男女の総力で平和を求めていこう、という力強いメッセージを発信しています。
一部では元劇団四季のメンバーが歌うミュージカルナンバーと子どもたちの歌とダンスのパフォーマンス。二部が市民コーラスの歌の後に私が50分歌いました。
伴奏はエレクトーン奏者の長谷川幹人さん。生のオーケストラがそこにいると思えるようなすごい演奏で、いつも興奮します。
昨日は私の弾き語りも含めて8曲。「死んだ男の残したものは」「遠い祖国」「イマジン」「百万本のバラ」などを歌い、最後の曲に1978年に長谷川きよしさんとライブでデュエットした「明日への讃歌」を選びました。
この歌はきよしさんの曲に私が詞をつけて歌ったものでしたが、一度もレコーディングしていなくて、ライブ盤のLPレコードを聴いていた人が、2年前のこの平和コンサートの打ち上げの時に、熱烈にリクエストしてくださって、久しぶりに聴いてみたら、なかなか良くてこれから歌っていこう、と決めたのでした。
「今日もどこかで花が散り、どこかでまたひとつ花が咲く
曲がりくねった迷路のように つまずく度にひとつ何かが見える」
1978年といえば、30代半ばで作った詞だけれど、今は歌い出しから何だかグッときます。60周年を締めくくるのに、ピッタリな歌詞で、なんだか不思議。
このコンサートの後にリクエストしてくださった方と再会し、彼女は思いがけないこの歌に号泣したと言ってくれました。
そしてこの日のハイライトは、出演者全員がステージを埋めて、一緒に歌った「サルダーナ」‼︎大合唱の凄みを感じさせてもらったフィナーレでした。幸せな時間、本当にありがとうございました。
今年の後半、60周年コンサートは、9月7日の新潟、13日の足利、28日の袖ヶ浦と続き、10月には沖縄の那覇、高松、甲府、赤穂。11月1日の浜松がファイナルとなります。そこからすぐにもう、「ほろ酔いコンサート」へとつながっていくので、今年はほとんど休みなし、ということになりますが、本当に充実した大事な年になりました。
暑さに負けないで、気持ちよく秋を迎えましょう!
今週末は新潟でね!
