Tokiko Now
10.
60周年コンサートも残り少なくなりました。ひとつひとつ愛しい気持ちで歌っています。
高松でも久しぶりのコンサートなので、とっても楽しみです。
その前日には、愛媛鬼北町でのお祭り「でちこんか」でも歌います。
どんな熱い夜になるか、楽しみです!
4日は沖縄の那覇でのコンサートでした。


東京ではちょっと秋らしくなったこの頃でしたが、沖縄は超真夏でした。
私、この沖縄らしさ、が好きなんです!大いに気合が入りました。

「for peaceー80億の祈り」のテーマが一番リアルに関わる沖縄。
よりによって、この日が自民党の総裁選の日でもあり、コンサート直前に高市氏の総裁が決定したのでした。
宮古島や、与那国島での自衛隊の増強を心配している沖縄の人たちは、高市さんの勝利にショックを受けているようでした。新聞社にも「どうなるのか心配」の電話がかかりっぱなし、と。
「基地にミサイルを設置するということは、攻撃目標を作ることになるだけです。」「軍というものは人を守らない、そのことを肝に銘じて感じてきた」と、話して下さったのは、コンサートの翌日、お会いした瀬名波栄喜さん。彼は今97歳。太平洋戦争の始まった1941年に中学生、1945年の春は高校3年生でした。沖縄に米軍が上陸した1945年の3月末から沖縄全土の14歳から18歳の学徒、全員が本土決戦の戦場に動員されたそうです。瀬名波さんはその生き残りのひとり。
彼らの必死の訴えが実り、2017年にやっと平和記念公園の中に「全学徒隊の碑」が建立されたことを知り、そこを訪ねました。

戦後80年、今もまだまだ戦争の悔恨が噴き出している沖縄です。
ちょうどコンサート前日に東京で映画「宝島」も観に行きました。
首藤順丈さんの原作が直木賞を受賞した時、すぐ読んで感動していたので、絶対観に行かなきゃ、と思っていました。映画が3時間以上なので、なかなか時間が取れず、やっと観に行けたのでしたが、想像以上に凄い映画でした。大事なことがいっぱいわかって、本当に素晴らしかった!
よくぞ映画にしてくれた、と思います。
主演の妻夫木聡さん、窪田正孝さん、永山瑛太さん、凄いなあ!と頭を下げたいほどの熱演。
ぜひたくさんの人に見てほしいです。
さてそんな中、60周年企画アルバム「明日への讃歌」10月29日リリースに先駆けて、SUPER BEAVERの歌をカヴァーレコーディングした「幸せのために生きているだけさ」が10月8日から配信リリースされます!
沖縄のコンサートでも、もう歌ったのよ!もうノリノリで、しっかり、この歌のメッセージが伝わった、と思う。今の私の気持ちとぴったり重なる感じで、歌い切る気持ちよさに大満足。これからこの歌を歌っていくのが楽しみです!
そしてそして、10月11日は「土の日ライブ」、ゲストは若き演歌のホープ、大江裕さん。2回目の出演です。
なんと、この日、彼のために私が作詞作曲した歌を発表しちゃうよ。
驚いて下さい!本当に素晴らしい熱唱です。