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Tokiko Now

2018
12.
27
誕生日でーす!3回目の25歳。
「ほろ酔いコンサート」のファイナルは、満杯の御園座で、思い切り乗りましたが、オフになった途端に、膝が痛くなってちゃって、ウロウロしてたら、今日は事務所の片隅になぜかステッキが見つかったの。あら、便利そう、と引っ張り出したら、母の使っていたステッキでした!

なんだか呼ばれたみたいで不思議。
周りのスタッフは、登紀子も鉄の女ではなかった、と、少しホッとしてるみたい!これからは体いたわらないとね。

さて、東京の「ほろ酔い」の後、実はたった2泊だけど、韓国に旅をしたんです。 来年の5月にコンサートを計画している大邱という街。
韓国で、ソウル、釜山に次ぐ大都市だけど、山にかこまれた京都みたいな気持ちの落ち着く雰囲気の街で、2017年ユネスコ音楽創造都市に選定されています。
それで、加藤登紀子コンサートを是非、と声がかかり、実現することになりました。コンサートは5月18日。その下見をかねて訪れ、街を観光出来るのはたった一日でしたが、驚いた発見が二つありました。ひとつは、街のセンターにある美しい寿城(スソン)湖が、ある日本人の功績によって作られた、って事。
日本が韓国を占領していた時代、農業の普及のために来た水崎林太郎と言う人が、雨の少ないこの街の農業には、どうしてもため池が必要だと、日本が支配していた韓国総督府に、たった一人で陳情し続けて、資金を出させて湖を建設したそうです。
戦争が終わった後も、日本には帰らず、この街の人になって、湖の見える丘に眠っているそうです。感動的なお話。

国と国とがどんな関係でも、人は人として生きることが出来る!
とっても嬉しかったです。
美しい水辺は気持ちの良いみんなの憩いの場になっていて、本当に素敵なのよ。

もう一つは、私がイ・ビョンホン主演の映画「JSA」の中の挿入歌を日本語にして歌った事があったと、街の人に言ったら、みんなびっくり。その曲を作って歌ったキム・ガンソクの、 ここが出身地だったんです。

彼は1964年に生まれ、1996年31歳で自殺して亡くなったヒーロー。
徴兵された若者の気持ちを歌った「二等兵の手紙」は、今もグッとくる歌、みんなに愛されています。

彼の生まれたパンチョン市場のエリアに、キム・ガンソクのモニュメントの壁がずっと続くキム ・ガンソク通りがあり、若者たちに愛される大邱の人気スポットになっています。

キム・ガンソクと一緒に写真を撮り、興奮した私。
なんだか引き寄せられたようで嬉しかった!
改めて彼の歌を歌おうと思い始めました。
大邱でのコンサートに一緒に参加していただくツアーの案内が始まっています。年明けには詳しい募集が始まると思います。楽しみにしていて下さい。

今日の誕生日は、膝痛の始まりで、忘れられない日になりそう。
人生第四幕は、年齢との戦いでもあることを、しっかり踏まえて行かないとね。
皆様も、体にくれぐれも気をつけて、良い新年を迎えて下さい!
今年一年分の「ありがとう 」を込めて!