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ドキュメントTokiko

2019
01.
28
ほろ酔いコンサート2018 東京公演2日目<後編>
【アンコール!】
戻ってきたトキコさんを、会場の上の方まで登って、遠くから一枚撮った。
どんなに遠く離れてみても、この広い馬蹄型のよみうりホールの隅々まで、トキコさんの歌の粒子、明るいエネルギーの粒子がきらきらと満ち溢れているような気がした。奥の方の座席の方々も、その粒子を受け取って、このステージに参加しているのを感じた。

「いやー、今日は時計がないから。こっからが勝負だよね!」
というと、客席は楽しそうな笑い声に包まれる。
そのあとの客席とトキコさんの短い会話のやりとりが面白い。
ト:今年は、コンサートのプログラムをTokiko’s Historyという感じでやりました。来年は、ラブソングをやります!
客席:(拍手!)
ト:それは、二十歳のころから始まるの。
客席:(なぜか笑いが広がる)
ト:第2章はお別れ、さっさと別れが来るのよ(笑)第3章は、追憶。第4章は、永遠。
客席:お~!(どよめき)

「・・・この四章まで歌える歌手って、なかなかいないのよ!」
というと客席はまた笑った。

「人生の四幕目に突入するという、この希少価値を(笑)世に示そうではありませんか!
ここに居らっしゃる方々も、人生の四幕目こそが人生の醍醐味。華々しく行こうではありませんか!」

トキコさんが笑顔で言うと、会場からは割れるような拍手がおこる。

「1章2章3章4章。今までの色々なことを全部使って、縦横無尽に楽しみましょう。その幕開けに今年新しい曲を作りました。大いに歌って踊って、楽しみましょう。
ダンス、ダンス、ダンス!」
♪Dance Dance Dance

こんなに沢山の歌を作ってきても、まだこんなに新鮮なかっこいい楽曲が書けるなんて、いったいこの素敵なメロディや歌詞は、いままで世の中のどこに隠れていたのかと思う。
産んでも産んでも、まだ生まれてくる新しい歌たちは、そのどれもが唯一無二。素敵で、どの作品にも加藤登紀子という一つの色合いが、どこかにさりげなく香っている。

「あの~、もう一曲新しい曲を!ほろ酔いコンサートのために作った歌です。
皆さん一緒に歌って下さい!」

乾杯、乾杯、乾杯、という歌詞がずっと続いていくこの新曲で、ホール中が楽しく盛り上がっている。撮りながら気づいたのはトキコさんが杯を何度も上げて呑もうとするが、お酒に口をつける暇がないということ!(笑)

歌い終わり、拍手が一段落するとトキコさんが言った。

「やっぱ間奏が必要だね、私が呑む時間がないんだもの!乾杯って呑もうと思ったら、すぐ次がくるわけ(笑)自分で作っておいてなんですけれども」
「今日はほんとうに、いい夜でしたねー!このへんで知床とか歌うと悲しくなるからやめて・・・」
と言いかけると会場から「聴きたいー!」の声があがる。
「え、やめない?じゃあ、悲しくならないように、盛大に歌う知床ね」

♪知床旅情

~知床の岬に~(客席も最初から一緒に朗々と歌っている)
「おれたちの!」「のんでさわいで!」「おかに!」と歌詞を先に言いながら歌うトキコさんは、ほんとうに幸せそうだ。
トキコさんが最後の歌詞を歌い上げると、客席からは暖かな拍手がなりやまない。
♪Power to the People

「さあ今日は本当にありがとうございました!
来年が素晴らしい年でありますように。
それはあなたの、心がけにかかっていますからね」
客席はまた笑っている。

「みんなそれぞれ、自分が素晴らしいと思う生き方で生きて下さい。ほんとにありがとう!乾杯!」

♪Begin again

~いま はじまる!Begin again! ~

最後にこの歌がくると、終わりは始まり、と感じる。
いまはじまる、という言葉がぐっと力強く背中を押してくれる気がする。
「ありがとう!」

来年のほろ酔いコンサートは有楽町マリオンのヒューリックホール東京で!
ここは昔、トキコさんがほろ酔いコンサートを始めた日劇ミュージックホールのあった場所だ。日程はまた例年通り、年末27,28,29。そして27日は、トキコさんのお誕生日!

2019年、また新しいトキコさんが待っている。新しい歌もまた、生まれるだろうか。
私も新しい自分で、今年の唯一無二のトキコさんを追いかけて行きたいと思います。
トキコさん、素敵なほろ酔いコンサート、ありがとうございました!

(写真と文 ヒダキトモコ)

ヒダキトモコ オフィシャルサイト >>>https://hidaki.weebly.com/