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Tokiko Now

2019
01.
30
さて今週末は兵庫県多可町での「日本酒の日コンサート」です。
去年9月30日に開催予定で、台風の影響で延期になったコンサートです。
ゲストに杉田二郎さん。
この日のために作った「乾杯!」というお酒唄も発表します。
今年始まったばかり、新しい年を迎えてのコンサート、すごく楽しみにしています。
昨日は茅ヶ崎で3月2日に行われるコンサートのキャンペーンに行きました。茅ヶ崎は作曲家の山田耕筰が、「赤とんぼ」や「この道」を作曲したところだそうで、このコンサートでも、地元の人たちとフィナーレで大合唱することになります、この日コーラス練習しました。

山田耕筰といえば、今「この道」という映画が上映されています。
お酒が好きで、女性に弱い北原白秋と、次々と白秋の詩に曲をつけて成功させた山田耕筰との友情がテーマの映画。
©2019映画「この道」製作委員会
夫のいる女性を恋して姦通罪に問われ、晩年は病気で失明し失意のうちに戦争の最中に亡くなった天才詩人の苦渋の日々に比べて、山田耕筰はあんまり問題がないように描かれていますが、茅ヶ崎で聞いてみたら、この茅ヶ崎に引っ越してきたのは、自分のオーケストラを守ろうとして大借金を負った夜逃げ同然の引っ越しだったということでした。
でもそのどん底の中で、「赤とんぼ」「この道」が出来た、ということが素晴らしいね!

私は74年レコーディングした「赤い靴」というアルバムで「赤とんぼ」を歌っています。去年二宮清さんと共著で出版した「心に生きつづける歌」に添付したCDにも入っています。
ところで、また悲しい訃報です。昨日作家の橋本治さんがなくなりました。68年の東大駒場祭で「とめてくれるなおっかさん、背中のいちょうが泣いている。」のキャッチコピーでクローズアップされた橋本治さん。
私が「ひとり寝の子守唄」のレコードを彼のイラストで出したいと思い、出会った時から、ちょうど50年。その時は実現しなかったけれど、その後「ほろ酔いコンサート」のポスターとかアルバムのデザインを彼の切り絵でたくさんコラボしてききました。
作家になってから、ほとんどお会いする機会がなく、そろそろ何か、ひょんな機会があってもいいな、と思っていたところでした。本当に残念!

ここで、少し彼の切り絵作家としての世界をご紹介します。
さて、今日の夕方、6時から日仏会館で、ドキュメンタリー映画「沈黙の春を生きて」の上映会に参加します。
監督の坂田雅子さんとのトーク、ぜひみなさんいらして下さい。
ベトナム戦争の時に撒かれた枯葉剤の影響は、ベトナムだけではなく、アメリカでも今も続いていることを、みなさんに知って欲しいです。

風邪が流行っています。みなさん体に気をつけて下さい!
私も気をつけなきゃ!次ぐ次ぎと、大事な仕事が続きますからね。
イベントやコンサートでお会いできるのを楽しみにしています。