お雛祭りの前日の3月2日。新装リニューアル後の茅ヶ崎市民会館でのコンサート、すごく楽しみにしています。
今年のテーマ「LOVE LOVE LOVE」の曲も含めてベストレパートリーでのコンサートです。

「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」から「愛のくらし」「難破船」「帆を上げて」など。
東日本大震災から8年目、3・11への思いも歌いたいと思っています。

茅ヶ崎が山田耕筰さんゆかりの街、ということで、コンサートのフィナーレには、地元のコーラスの皆さんと「赤とんぼ」と「この道」を歌いますが、コンサートの2部では「カチューシャの唄」を歌います。

この歌は多分日本でレコーディングされた最初の歌ではないでしょうか？大正2年(1913)、島村抱月作、松井須磨子主演で紹介されたトルストイの「復活」の挿入歌として中山晋平が作曲した傑作。

芝居で挿入歌として歌われただけなのに大ヒット。みんなが歌詞を覚えて歌ったと言います。
1918年に島村抱月がスペイン風邪で亡くなった翌年、松井須磨子が後追い自殺したのが1919年。今年が没後100年になります。

北原白秋の詩に曲をつけた山田耕筰の偉業はもちろん、あの時代の創作の力には、本当に敬服します。
歌を求め、熱狂した人が多かったから残ってきた、とも言えるでしょうね。 こんな時間がたっているのに、フレッシュで心にしみる！
大事に歌い継いで行きたいです。

先週末、北本でのコンサートも楽しかった。

ここには福島の双葉町や浪江町から移住してきた人たちがたくさんおられ、この日もたくさんコンサート聴きに来てくださり、移住してロシア料理店を開いてるロシア人にも会えて、歌のひとつひとつが胸に迫りました。

来週末の2月24日には富士市のフジロゼシアターでコンサート。
辛島美登里さん、宮沢和史さんと一緒という珍しいコンサートです。
最後は「富士山だ」の大合唱になることでしょう。

25日の月曜日、「加藤登紀子の地球に乾杯！！」のゲストにゴスペラーズの村上てつやさんが来て下さいます。前日に新潟の苗場プリンスホテルでゴスペラーズ坂ツアーをフィニッシュしたばかり！すごいホットなお話が聞けそうです。
ラジオ関西をお聴きの方、夜7時（ラジオ日本は27日22時30分）から、聴いてね！

登紀子