New information 最新情報

Tokiko Now

2019
03.
05
「ひらり一言」が本になりました!

朝日新聞毎週日曜日のReライフのページに連載している「加藤登紀子のひらり一言」が、本になりました。
タイトルは「自分からの人生」!
これから新生活に出発する方にも、ゆっくり過ごす時間ができた人にも、読んで欲しいです。

3年分の「一言」の中から81篇の言葉を選び、そのひとつひとつに短い物語を書き足して、見開き2ページの読み切りで読んでいただける本なので、ゆっくり時間が取れなくても、つまみ食いできます!
本屋さんに居並ぶのは、3月10日くらいからかもしれません。ぜひ読んでください。

さて3月1日には、そのReライフのイベントがあり、そこでこの本に沿って、お話と歌で参加しました。集まった人たちが、みんな生き生きとした方達で、すごく話しやすかった!

3月といえば、どうしても東日本大震災が胸に迫ります。
3月17日に「今どこにいますか」を作り、4月11に岩手県へ、5月25日に福島に、6月19日に宮城県に行った時のシーンが今もありありと残っています。この日もその中からの大事な思い出をお話ししました。

あの頃に出会えた人たちが、今どうなさっているのか、とても心配で、まさに一期一会、出逢いを大事にしたいと思います。2度と会えなくても決して忘れない、その思いを歌った「あなたに捧げる歌」を、この3月20日に発売する6枚組のCD BOXのタイトルにもしました。

この日は、トーク中心でしたが、最後は今年のコンサートのテーマ「Love Love Love」を最後に熱唱?しました。
このイベントで同じ時間に別の会場で講演をなさった三浦雄一郎さん、少し前の時間のゲストだった井上順さんにお会いすることが出来、2ショットを激写。楽しい1日になりました。

本も先行で発売。すごくたくさんの人に買っていただきました。
どうもありがとう!

そして3月2日は茅ヶ崎でコンサート。すごくあったかな日になり、私にとっても春一番のような、フレッシュなコンサートでした。
ここでも震災のお話しと歌を一部で歌い、なんだか泣けました。
2部にも、この茅ヶ崎にゆかりのある山田耕筰に因んで、島村抱月の「カチューシャの唄」を歌いました。

「カチューシャの唄」といえば、この唄を歌った松井須磨子が、スペイン風邪で亡くなった島村抱月を追いかけて自殺したのが、今から100年前、1919年の1月でした。
これほどまでに恋することが出来る、ってなんだかすごい時代だな、と思いますね。

今週末、9日土曜日には小平市のルネこだいらでコンサートがあります。
この日も、震災の被災者の皆さんに送るメッセージを込めて歌います。
最後にはピアフの「愛の讃歌」と美空ひばりさんの「終わりなき旅」、「Love Love Love」も歌います。
もちろん「百万本のバラ」もね。
是非いらしてください。

その前の3月7日の10時45分からはNHKBSプレミアムで「きらり!えん旅ライブスペシャル~加藤登紀子in 福島・いわき市」があります。思い出に残るライブの模様の放送です。ぜひ見てください。