Tokiko Now
2019
08.
08.
26
9月7日は高知の須崎市コンサート!
8月10日、秋川きららホールでコンサートが終わってから、半月過ぎました。今年はみんなで夏休みもとり、8月22日の名古屋での北山修さんとのコンサートから、仕事に復帰。続いて徳島での、阿波市。阿南市の二つのコンサート。楽しかった!やっぱり私、休みより、仕事がいいな!
きたやまおさむさんとのジョイントは、本当に楽しかったよ!
彼は精神科医としてのメッセージを語り、私が歌う、という贅沢な二本立て。
私は彼の名著「戦争を知らない子供たち」からの朗読と一緒に「イマジン」を歌い、68年の反戦歌「花はどこへ行った」から「時には昔の話を」「悲しき天使」「愛の讃歌」「百万本のバラ」と大事な曲は網羅しましたが、なんと言っても、アンコールがすごかった!
フォーククルセダーズの「帰って来たヨッパライ」をなんと私ときたやまさんと二人で歌ったのよ。
お寺から急遽、木魚を借りて来て、バッチリ決めました!
「人は死んでも生き返るのです」という精神科医からのメッセージも込められていて(笑)、本当に名曲だな、と確信しました。
もちろん最後は「あの素晴らしい愛をもう一度」の大合唱でした。
きたやまさん、またどこかでやりましょう。日本はこの4分の3世紀をどう生きたのか、語る最適のキャスティング、このままじゃもったいないね。
さて、その後にじっくり歌った私の徳島でのコンサートも、素晴らしかったのよ。2010年以来のコンサートで、盛り上がりました。
徳島とは、吉野川の第十堰の取り壊し反対のためのイベントに何度も関わって来て、この年は、反対の住民運動が成功して10年という節目を祝うコンサートでした。残念ながらそのコンサートの日に、中心にいた姫野雅義さんが、川の事故で亡くなり、忘れられない日になってしまったのでした。今回も最後は「Revolution」を特別の気持ちで歌いました。
本当に、この日を待っていてくれたたくさんの人たちに、お礼を言いたいです。本当にありがとう。
徳島は藍の産地。この前日に、木工会館というところで、巡り合った素晴らしい藍染のショールをステージにまとって出たら、客席に、その作家さんが偶然いらしてて、すごい出会いになりました。こんなことがあると、もうコンサートはやめられない!本当に感動でした。
さて来週、9月7日は高知の須崎で、20年ぶりのコンサートです。
1999年、夫の藤本敏夫と、まだ歌手デビューする前の娘、Yaeとの3人のトーク&ライブ。3年後に他界した夫との大切な思い出です。
今回も主催をしてくれるのが同じグループ。地域のために奮闘して来た20年の思いも込められています。
歌手として18年目を迎えたYaeをゲストに、私も、夫の思いを受け継いできた17年を語り、今の思いを歌う特別のコンサートにしたいと思います。
是非みなさん、この日を共にしてください。
こうして振り返ってみると、コンサートがただのコンサートではなく、たくさんの人たちのこれまで生きて来た思いを精一杯束ねていくことであることを痛感します。だからいつも終わるときは身体中で「百万本のバラ」を受け止めている感じ!
この休みの間に、映画を二本見ました。
松坂桃李さんの熱演「新聞記者」は、新しい日本映画の誕生を感じさせてくれるシャープな映像、きちんとテーマを伝えてくれる意志の強さが感じられて嬉しかった。
私が見たときは、もうロードショーが一通り終わった頃だったけど、その後、さらに上映が続くことが決まりました。是非、見ていない人は見て下さい。
そして、孫たちと見た新海誠監督のアニメ映画「天気の子」は、「君の名は」以上に。リアルに十代の少年の今が感じられて、素晴らしかった。
「万引き家族」の是枝監督が描いて来たものに通じる、一人で生き抜こうとする子供から見えてくる現代の社会の歪さが、悲しいほど浮かび上がってくる。
まだ見ていない人には、種明かしになってしまうけど、少女が亡くなってしまう母親の病室の窓から、凄いお日様の光を見るシーン。実は、私の母が入院していたのが同じ病院で、窓からの景色も同じで、しかも、私もその窓から、ものすごい虹を見たことがあるのです。
聖地になっている赤い鳥居のある古ビルも、毎日見ている近所なので、何から何まで体感できました。Redwinpsの歌もいいしね。
本当に新海監督に拍手を送りたいです。
さて、今週は色々テレビ番組が続きます。
28日はテレビ朝日「くりぃむクイズミラクル9」(20:00~20:54)に出演。いやはや、大変な番組。ま、見てみてください。
31日土曜日フジテレビの「ミュージックフェア」(18:00~18:30)では、ずっと昔の中島みゆきさんとの「この空を飛べたら」のデュエットが登場するようです。
お宝ものです。
色々あるけど、なんてったってコンサート!コンサートだけは、バッチリ決めまっせ!