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Tokiko Now

2019
09.
27
今日は大阪で、「ほろ酔いコンサート」の記者会見。いよいよです!
今年の「ほろ酔いコンサート」のチラシは、私の描いた油絵の自画像、バーカウンターに座って婉然と微笑んで乾杯! 2019年、素数の年って、なんだか出来事が多いような気がします。 こんな時こそ、奮起して、力一杯の「ほろ酔いコンサート」にしなくちゃ、と張り切っています。 昨日は、台風15号で。停電の被害の大きかった千葉県鴨川市の、鴨川自然王国へ行ってきました。
80年代の半ば、夫の藤本敏夫が、ここに住み始めた頃は、ほとんどの古民家が茅葺でしたが、その後、その上にトタン屋根をかぶせたスタイルになっていました。今回の台風で、そのトタン屋根が吹き飛んだり、ずり落ちたりして、屋根のトップの部分から青空が見えちゃってる、状況です。 ただでさえ、過疎化が進み、住人のいない古民家もあり、修繕せず放置されるケースもありそうです。 他の集落でも、住み続けていた住人が、これを機に離村する、と言うケースがあると聞きます。 被災について声を上げないまま、こうして農村が疲弊していくことが、本当に悲しいです。 茅葺の古民家を残すため、放置される非耕地に息吹を取り戻すために何か始めないといけないかな、と思います。 さて先週末は高崎音楽祭。新しい高崎芸術劇場のこけら落としとして、群馬交響楽団の演奏で、森山良子さんとのジョイントという豪華なコンサートでした。会場に溢れるほどの方が来てくださり、 オーケストラの力のこもった演奏に、歌う私たちも、目一杯応えるコンサートになったと思います。
森山良子さんとのジョイントは今回が初めて。60年代のヒット曲から、最近のレパートリーまで、お互いに力を出し切ったステージだったと思います。良子さんの声の素晴らしさ、舞台の進め方の楽しさが圧巻でした。 今も、そのジンジンと響く興奮と緊張の中で歌った瞬間が体の中に残っています。 「愛のくらし」「時には昔の話を」「難破船」「愛の讃歌」「百万本のバラ」など、大切な歌の後に、高崎に生まれ早逝した天才画家、山田かまちさんの詩に私が曲をつけた「生きる」を、歌ったのでした。この歌が出来てから数年が経ち、ますます詩の意味が心に迫ってくるのを感じながら、歌わせていただきました。
この興奮の余韻の中で、今年の「ほろ酔いコンサート」に向かっていきたいと思います。 今年は歌手として55年目に入る年。これまでのたくさんの出会いに感謝を込めて、エピソードを語りながら、大切な歌を網羅するステージにしたいと思っています。 明日は京都の「キエフ」でライブ、明後日は兵庫県多可町で「日本酒の日コンサート」です。やっと秋らしい旅路を楽しみます。