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Tokiko Now

2020
02.
12
懐かしい伊江島コンサート、最高でした!
1991年9月14日以来のコンサート。 「25年4ヶ月25日ぶりですね。」って主催者か迎えてくれたの!それって凄くない? 主催者が同じだったこともあって、もう熱烈再会でした。 沖縄本島の北部、本部港からフェリーで30分。すぐそこに見えてる近い島だけど、海を渡るだけで別世界の感じはひとしおです。 ちょうどサン・テグジュペリの「星の王子様」の最初のページに出て来る、あの「象を飲み込んだ蛇」と同じような「帽子の形をした山」が中央に見える島。
ここに1983年に木村浩子さんが障害者の人たちが過ごせるために建てた「土の宿」を応援している人たちが実行委員会を作り、「土の宿」のこれからを応援するためのコンサートでもありました。 木村さんとの出会いは、もう何十年も前になります。満洲生まれ、私の6歳年上のお姉さん。生後間も無く重度の障害になって、父が戦死、母も36歳の若さで亡くなり、学校にも行けなかった彼女だが、結婚、出産、子育てもして、短歌を歌い、足に筆をもって俳画を描く人となった。その言葉と絵に出会ったことがきっかけでした。 この伊江島で反戦の戦いの先頭に立っていた阿波根昌鴻氏に土地を提供されて建てられた「土の宿」にも何度か遊びに行き、「土の宿」からすぐの真白なビーチで、ミュージシャンたちと、シュノーケルで美しい海を満喫し、ゆっくり過ごさせていただいたこともありました。しばらくご無沙汰していたけれど去年の夏、那覇でコンサートがあった時、久しぶりに再会し、このコンサートが実現することになりました。ご縁の深さが心から嬉しいです。 コンサートの翌日は、島の海の風景を湧出(ワジー)で味わい、帽子の形の城山(ぐすくやま)にも登った。急な階段をスパイラルに登っていく結構きついものでしたが、頂上から島を見渡す風景は素晴らしいものでした。
戦争の時には、米軍が一番にここに上陸、犠牲者が多かった島だと聞きます。今も米軍の演習場がありますが、美しく耕された畑の広がる美しい島。ここにすみなす人たちの真実な面差しが心に残りました。 翌日船出の時には、たくさんの方が大漁旗を振って見送ってくださり、感激で涙、涙です。
打ち上げの席で、「次は5年後」と誰かが言い出して、決まってしまったので、「それまでは、みんなで元気でいなくちゃならない」ことになりました。 木村浩子さん、頑張って下さい! 今週末15日(土)は、金沢の赤羽ホールで没後10年の浅川マキへのメモリアルコンサートに友情出演です。カルメン・マキさんやギターの萩原さんなど、ゆかりの面々が集まります。 今から、ワクワク、ドキドキ。皆さんも楽しみにしていて下さい。 その次の週末22日(土)は、千葉県八千代市でのコンサートと、週末ごとに違うプログラムでのコンサートが続きます。じっくり準備も進めています。コンサートひとつひとつが嬉しいです。 厳しい寒さや、ウイルス流行の世相に負けず、幸運な春を呼びましょう!