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Tokiko Now

2020
04.
08
CWニコルさんのご冥福をお祈りします。
土曜日にニコルさんが亡くなったことをネットで知ったのですが、
どうしても亡くなったと思えなくて、追悼の気持ちを発信できないままでいました。
昨日、アファンの森財団の方からご連絡があり、3月25日に東京の病院を退院され、黒姫の自宅で楽しく過ごされていたそうです。
4月開催予定のアースデイ東京までには回復するぞ、と張り切っておられたことを知りました。
思いがけない容体の急変は本当に返す返すも残念です。
想い出がありすぎて胸の中がニコルさんの笑顔で一杯になってしまいます。
初めてお会いしたのは、まだ80年代の初め頃ムツゴロウさん主催のコンサート「ムツサント」で共演した時
ステージで歌ってらしたニコルさんと初対面。彼はオリジナル曲「りんごの木にかくれんぼ」を楽しそうに素敵に歌ってらっしゃいました。
それから黒姫に遊びに行きご自慢のサウナに入れていただき、ティピの中で火を囲んで座談会があったり
一緒に歌ったり、もちろん大いにお酒を飲んだり、旧友のように親しくなりました。
夫の仕事にも熱烈なご賛同をいただき「大地を守る会」や「地球納豆倶楽部」を支援して下さいました。

2011年の東日本大震災後の何より大きな仕事は、東松島市の復興をグランドデザインされ森の学校を建設されたことです。

その過程で被災した鳴瀬第二中学校が第一中学校と合併になり「鳴瀬未来中学校」として開校されたときの校歌「いつもそばにいるよ」を

作詞作曲させて頂きました。また被災した海辺の野蒜小学校と宮戸島の宮戸小学校が統合され「宮野森小学校」ができたときも校歌を作らせて頂きました。

「いつもそばにいるよ」
東松島 鳴瀬未来中学校

何度もニコルさんと東松島を訪れ、今も思い出すのは猟師さんの店で丼一杯のホヤを一緒に食べたこと。

美味しくて美味しくて、ほとんど取り合いでした(笑)。ニコルさんの身体には、いつも生きる楽しさがいっぱい、それをつぶすものへの怒りもいっぱい溢れていました。

その熱度と懐かしさと寂しさを身体中から受け止めたくて、お会いするたびに精一杯抱きしめたことを思い出します。

この4月にも予定されていますが、東京でのアースデイの、ニコルさんは実行委員長でした。
残念ながら今年の代々木公園での開催は難しくなり、ネット配信での開催となりそうですが、どんな形でやれるのか今必死の模索中です。
今年のアースデイが、ニックとのお別れの追悼になるなんて、本当に淋しいです。
でもニックはやっぱり亡くなっていないんです。
たくさんの思い出と、そして素晴らしいアファンの森を残してくださってのですから。
いつでも心に浮かぶあの笑顔は、ずっといつまでも私たちを支えてくださる、と思います。
心から感謝をこめて、ご冥福をお祈りします。

昨日の緊急事態宣言で、これからの予定の全てが未知数になってしまった毎日、なんとかへこたれないように、元気に暮らしています。

『Tokikoの巣籠もり日記』
もYouTubeの動画で発信中です。楽しんで下さい!
https://www.youtube.com/channel/UCO5-99Qh90nHwX2tmK4Q2Ng

6月の「未来への詩コンサート」は何とか開催したいと願っていますが、
4月22日に決まっていたシングルCD「未来への詩」の発売は、見送られることになってしまいました。
NHKラジオ深夜便では毎夜午前1時50分ごろに、放送されていますので、是非お聴きになって下さい。

さあ、何とか80%以上の自粛を心がけて、みなさんも心身共に健やかに持ち応えて下さい。
コンサートの会場でお会いできるのを楽しみに待ちましょう!