オーチャードホールのコンサートから2ヶ月。まだまだ難しいシーズンは続いていますが、熱い夏の盛りを元気に乗り切っている登紀子です。明日は秦野でのコンサート。オーチャードホールと同じ「未来への詩コンサート」、娘のYaeがゲストです。

この間、加藤登紀子プロデュースによるYaeの新しいアルバム作りに専念していて、やっとmixダウンも終わったところなので、なんかちょうどいいタイミング、嬉しいです。アルバムのCDはまだないし、明日はその中のほんの一部しか聴いていただけませんが、ぜひ、10 月7日のリリース後に、聴いていただければ、と願っております。

YaeのCD発売記念のコンサートが11月10 日に渋谷の伝承ホールでありますので、こちらもよろしく。

さてこの暑さの中、先週の土曜日は気持ちのいい軽井沢の大賀ホールで、素晴らしいコンサートがありました。

1部にピアニストの野田あすかさん、2部にも若手ピアニストとして活躍中の金子三勇士さん、そして3部が私の弾き語りライブ、という珍しいコンサート。最後は金子さんと私の初めてのコラボレーションも実現し、夢のような時間を持ちました。

1部の野田さんは、発達障害というハンディを超えて、本当に夢のように美しいピアノ演奏を聞かせてくださいました。自作の曲もたくさんあり、子供の頃からのことを書いた本もお父さん、お母さんとの共著で出版されています。車椅子で移動しなければならないけれど、ピアノを弾くあすかさんには、なんのハンディにもなっていないようで、明るくて、可愛くて、すごいエンタテナーでした。 

金子三勇士さんは、ハンガリーのお母さんの故郷で6歳から16歳までを過ごし、その音楽的な環境の中で育った、独特の物語性のある演奏をされる力強いピアニストです。

クラシックのピアニストの伴奏で歌う機会は、ありそうでなかなかない！　本当にドキドキでしたね。

「愛の讃歌」の二人だけの対話は、夢のようにスリリングで、自分でいうのも何ですが、圧巻でしたよ！(笑)

「百万本のバラ」は、みんなで、とはいかない、ソーシャルディスタンスの中でしたが、すごく楽しいフィナーレでした。

まだまだ熱い夏、どうぞ気持ちよく過ごしてください！