Tokiko Now
12.
東京での「ほろ酔いコンサート」を無事終えることができ、私は77歳になりました!
ダブルラッキー7、幸せのカードを握りしめて、うたった26日27日の2日間。4回のコンサートはちょっとハードかな、と心配しなかったわけじゃないけど、客席を半数にしての公演だから、「頑張るしかないよ!」と決断したのでした。
結果、4回とも全力疾走で乗り切りました。


27日の後の回、オーラスは生配信も決行。
https://stagecrowd.live/s/live113/?ima=0045「Viva セヴンティセヴン」の誕生日スペシャルの本番をネット配信したわけです。 無礼講だ!と気楽にやってる「ほろ酔いコンサート」だけど、配信ともなると、目の前にいない人も見てくださってる、という気負いもあって、ちょっぴり緊張しましたが、メンバーの演奏も一段と良くて、出だしから「おお!」って感じ。ぐんぐん気合が入って、なんだか言いたいことが全部言えた感じのコンサートになりました。


あともう一回、名古屋の御園座で千秋楽がありますが、この27日のネット配信は大晦日まで見られます。どうぞ、生配信を見られなかった方や、コンサート会場に来てくださった方も、どうぞこれからでも見て下さい。
さて、この東京の「ほろ酔いコンサート」の直前に、なかにし礼さんが亡くなり、本当にショックで、1日ボーッとしちゃった感じでしたが、コンサートで、なかにし礼さんの歌詞に私が作曲した石原裕次郎さんの「わが人生に悔いなし」と、美空ひばりさんの「終りなき旅」を歌わせていただき、心からの追悼の気持ちを捧げさせていただいています。
「人の死」を見つめる視線の、ただならぬ強さに,礼さんの真骨頂を感じ、同じ満州生まれという事で、とっても深く繋がっていることを、大切にしたいと思います。
今年は本当にたくさんの方が亡くなり、その度にその大きな存在を必死で受け止めてきた、そんな一年でした。
1年前の12月4日、去年の「ほろ酔いコンサート」の最中に中村哲さんが亡くなり、今年はその中村さんへの気持ちを歌に、と思っていたのでしたが、4月3日にCWニコルさん、10月3日には高田賢三さんが亡くなり、ほんの少し若い、私達の世代に課せられた責任を痛感しています。
93年に、高田賢三さんとコシノ・ジュンコさんの若かった頃の物語を描いたドラマに、彼らを育てた文化服装学院の小池千枝先生の役で、私も出演させていただいたことから、お二人とは、とっても親しくさせていただき、彼らのファッション革命に大きな力をもらってきたので、このコンサートでは、そのドラマのテーマとして作詞作曲した「石ころたちの青春」を、彼の人生に拍手を送るような気持ちで歌っています。
さらに今年はジョン・レノンが亡くなってから40年、改めてジョンの歌の大切さを感じ、ジョンの歌も、、。
あと一回だけのコンサートで、今年を締めくくり、来年へのエールを、皆さんに届けられたら、と願っています。
どうぞ、くれぐれも健康に気をつけて、コロナに負けないように新年をお迎え下さい。
今年は、いつにも増して皆様からの応援に支えられた1年だったことを、改めて感じます。本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。