Tokiko Now
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4月15日、西本願寺の御影堂で、去年の夏から募集し、選んだ3つの詩に曲をつけた優秀曲の発表会、前日に初めて受賞者の方とお会いします。ドキドキね。 再来年、親鸞上人の850歳をお祝いする歌の募集、驚くほどの反響で、なんと1262の歌詞の応募がありました。 それを全部読み、30くらいの詩を選び、その中から審査員で何度も話し合って最優秀賞のお1人、優秀賞のお2人を選びました。本当に3つに絞るのが大変なくらい、いい詩がありました。 発表の日までは、詳しいことは言えないので、どうぞ4月15日を待っていてください。 4月17日には熊本で中村哲さんの追悼チャリティコンサートがあります。去年の3月の予定が一年延びました。やっとの開催、ここまで結束を固めてこられた実行委員の皆様に敬服しています。本当にありがとうございます。 コロナ感染予防のために客席を半分にしているので、チケットは完売だそうです。もっとたくさんの人に来て欲しいけど、ちょっと残念。 一部に姜尚中さんと石風社の福元さんと私との対談があります。この顔合わせは、とっても貴重かもしれませんね。 私は、この一年、時間があったので、石風社から出版された本を中心にほぼ全冊読みました。 なんだか申し訳ないほど、以前は知らなかったことがたくさんわかり、今は哲さんの人生を全身でうけとめた気持ちです。 人類の歴史は果たして進歩して来た、と言えるのだろうか、と愕然とするほど、遠い昔の人々の伝統を蹂躙して来た近代国家のあり方に、恥ずかしさと怒りを感じながら、哲さんの言葉の一つ一つを噛み締めました。 地球環境の異変はこの21世紀の大きな危機です。 これまでの進歩主義では、もう人類の未来は守れない! 経済の発展や技術の進歩が解決してくれるという神話に頼らず、ひとりひとりの人間が、命を守れる暮らし方に真剣に向き合っていかなければならない時に、立っているのではないでしょうか? この熊本コンサートが延期になった去年7月、人吉市や球磨村を大洪水が襲いました。5年前の地震に続く被害の大きさに驚き、応援に来たいと思っていたのですが、このコロナで、なんとなく時が経ってしまいましたが、このコンサートの前に、現地をお訪ねすることができました。 4月5日、6日の2日間、初めて現地を歩き、被害の大きさに驚きました。テレビのニュースなどで見ていたつもりでしたが、全然違いました。大きな発見は、この水害が球磨川本流の水位の上昇よりも、幾つもの支流や御溝と呼ばれる農業用水路の氾濫によって道路が激流に変わった内水氾濫による被害が大きかったことです。





