この気持ちよい季節に3度目の緊急事態宣言、さすがに辛いですね。でも、この対策が無駄にならないためにも、頑張って凌ぎましょう。

去年の4月、5月、の途方に暮れた想いをまざまざと思い出します。マスクさえ足りなくて右往左往した日々でしたが、この1年間の間に、いろんなマスクが楽しまれるようになり、レストランも涙ぐましい努力で、感染予防対策が常識になり、ここまで努力を惜しまなかった日本人に頭が下がります。

一方で、重症病棟の確保が全く進まなかったことや、ワクチンの輸送手段で今頃アタフタしたり、ワクチンをうつにも人手が足りない、とか、自治体が混乱している、とか、何かと心配ごとは多いですが、せっかくこの一年、いろんな方法を見つけてきたのだから、私たち自身で正しい判断と工夫を凝らして、自立してやっていこうではありませんか。

去年の6月28日のオーチャードホール公演、緊急事態宣言が明けてからの1ヶ月で準備して開催することができ、その後の一年、丁寧に感染対策しながらコンサートをする基本的な方法を共有して、全国の主催者と音楽活動ができたことが本当に嬉しかったです。

今年のオーチャードホールは7月18日(日)、5月11日の緊急解除を視野に、それでも客席を減らして開催する予定です。

恐れすぎず、油断せず、と言うバランスをキープして絶対成功させたいです。チケットの申し込みは、始まったばかりです。ぜひ応援してください。

コロナ禍でもできる活動のひとつとして去年の9月11日からはじめたYouTube Live『登紀子の「土の日」ライブ』は、順調に楽しく続いています。

Vol8の4月11日は、笑福亭鶴瓶さんをゲストに、抱腹絶倒の90分でした。テーマは「河島英五さんの没後20年」。4月16日から京都でスタートした河島英五展の開催を前に、英五さんの手書きの歌詞や貴重な映像をお借りしました。

Vol.9の5月11日は、なんとゲストにゴスペラーズの村上てつやさんがきてくださいます。テーマは「アカペラ的な生き方」。

今、ゴスペラーズのコンサートツアー前半が終わったばかり。後半へのツアー再開への意気込みを語っていただきながら、いろんなお話に踏み込んでみたいと思っています。

最近のCD「アカペラ2」を聴きながら、声だけで生まれる音楽の広がりに驚き、開放感に浸っています。どうぞお楽しみに。

一言では言えない想いが、不安定に溢れる日々ですが、大切に乗り越えていきましょう。