Tokiko Now
06.
テーマは「渡辺えりの歌手デビュー⁈」。
今年、完全に独立して、1人になって、やりたいことがいっぱいのえりさん、そのうちのひとつが、「歌うこと」だそうです。
去年の「浅川マキ追悼コンサート」でもえりさん、素晴らしくて、本当に歌手以外の何者でもないよ、って思ったので、今回も歌中心で行きたいと思います。
去年は、マキのコンサートの翌日に下北沢のライブハウスでのコンサートがあり、そこまで押しかけた私でした。小さなスペースにお客さんがぎっしり!その中に、大竹しのぶさん、キムラ緑子さん、山崎ハコさんがいらしてて、本当に、凄いライブだったんです。感動的な数々のレパートリーにもビックリ。
劇団の座長を長年務めてきたプロデューサーとしての奥が感じられる素晴らしい世界でした。今回の「土の日ライブ」では、そんなえりさんにエネルギー全開で、歌い語っていただきます。
さてそのえりさんが6月6日、山形の「東ソーアリーナ」のコンサートに来てくださっていたのです。山形出身でこのホールとも親しい間柄。それにしても、ちょうど本番の日に山形に来ていらしたなんて、何か、凄い縁だね。やっぱり、これから2人で何か、やらかさなくちゃならなくなるかも!
山形は6月6日が「さくらんぼの日」と決まり、私の「さくらんぼの日コンサート」が続いてきたのでしたが、去年はコロナで冬に延期になったのでした。今年は、ドンピシャ、「さくらんぼの日」に「加藤登紀子さくらんぼの日コンサート2021ー時には昔の話を」を無事開催出来ました。
まだまだコロナが心配な中でしたが、熱気いっぱいの客席に、奮い立つ気持ちで歌わせていただきました。
このコンサートは、この後、東北の方にも行きますが、最後は、7月18日の東京オーチャードホールに着地します。
1部は私のオリジナル曲を中心に、100年以上の歴史を持つ「琵琶湖周航の歌」や、曲が生まれて60年「知床旅情」、50年以上の「ひとり寝の子守唄」、そして去年、コロナ感染の中で作った「この手に抱きしめたい」など、身近な思いを綴リます。
2部は、ユーラシア大陸の歴史150年分を、歌い語る遠大なプログラム。渾身の気持ちで、とことん愛を歌います。
オーチャードホール、まだ同行グループごとに席を空ける、グループ・ディスタンスをとっての客席になりますが、是非、いらして下さい。
さて、「土の日ライブ」の翌日12日は、愛知県の日進でのコンサート、13日は滋賀県高島市で「びわ湖音楽祭」の3回目です。こんなふうに歌う日が続くと、本当に元気が出ます!
オリンピック開催についても、いよいよいろんな意見が出てきましたが、選手の方の戸惑いや、不安を思うと、開催出来てもできなくても心配ですし、オリンピックを大きな喜びで迎えられないのが残念です。
世の中の辛さも極まった感がありますが、私としては、いいコンサートをやり遂げることで、少しでも乗り越えられる力を取り戻せるように、と祈っています。
今はコンサートに駆けつけてくださった方とも、お会いできませんが、それでも、ステージの上から、精一杯のメッセージを届けたいと思っています。