Tokiko Now
08.
いよいよ9月1日、CDアルバム「花物語」発売です。
いろんなことが一気に始まります。
この3枚組のCDアルバム「花物語」は、人が花に託した祈りの歌の大きな花束だと思って下さい。
どうして3枚になったかというと、私のこれまでの歌手活動の中で、訳詞をして歌ってきた外国の歌や、「わが人生に悔いなし」や西本願寺で募集した愛唱歌など、いただいた詩に作曲を担当した歌をDisc1に、「知床旅情」や「島唄」のように歌手としてカバーした名曲たちをDisc2に、そして私自身の作詞作曲した歌をDisc3に、と分けて全曲50曲を選びました。
花にまつわる歌はもっともっとあって、50曲にしぼるのが大変でした。
これまでいろんな選曲でベスト盤を出してきましたが、今回のアルバムは私の世界を見渡しやすいベスト盤になったと思います。
新曲も新録もいくつかあります。
その一つが去年の4月に作詞作曲した「この手に抱きしめたい」。
たくさんのミュージシャンのコラボで発信してきたこの曲、レコーディングにも宮沢和史さんがハモニカで参加してくれました。


そしてこの曲を英語訳詞で歌ったネルソン・バビンコイさんバージョンも同時配信リリースです。素晴らしい歌とアレンジで、この歌がすごく大きなスケールで生まれ変わった感じで素晴らしくて、ほんとに楽しみです!
私のラジオのレギュラー番組「加藤登紀子の地球に乾杯!」に今週と来週、ゲストで出演してくださっています。こちらも是非聴いて下さい。
もうひとつの新曲「江の川挽歌」は島根県と広島県を流れる悠揚たる流れ、大好きな江の川に捧げる歌です。私の作詞作曲でレコーディングしています。
西本願寺の愛唱歌の詩を募集した優秀詩に私が作曲した「みんな花になれ」「つなぐ命」「おくりもの」も、このアルバムに収録させて頂きました。
ピート・シガーの名曲「花はどこへ行った」の私の訳で歌った初レコーディングも、、、。
この「花物語」発売に合わせて、春陽堂書店のウェブサイトで私の「百歌百話」がスタート。毎週1曲ずつ、丁寧に歌にまつわる物語を書いています。
https://www.shunyodo.co.jp/blog/2021/08/hyakkahyakuwa_00/ (9月3日午前9時より公開予定)
いろんなことが始まるこの秋の初め、気になるのは世界の情勢です。
今私たちに伝えられるのは、混乱と悲鳴ばかりですが、きっとどこかで「笑顔」と「希望」が生まれている、と信じたいです!
よかったら「哲さんの声が聞こえる」を読んで下さい。
どんな混乱の中でも生き抜いたアフガンの人たちの35年の歴史から、たくさんのことが見えてきます。
来週9月11日の「登紀子土の日ライブ」でも、2001年のニューヨークのテロ、アフガン戦争からの20年を見つめたいと思います。素晴らしいゲストを予定しています。楽しみにしていて下さい。