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Tokiko Now

2022
01.
06
2022年、スタートです!今年もよろしく!
青空いっぱいのお正月を、鴨川で過ごし、東京に帰って来ました。さあ、仕事に復帰するぞ!の、気合いに満ち満ちています! というのも、お正月は台所に立ちっぱなしで、疲れたア!というのが本音、笑。私にとっては、仕事が何よりの遊び、だったと気づく瞬間です。

紅白も見せていただきました。後半なかなか凄いシーンがあり、相当頑張った紅白だった、と思います。

結果として強烈に残ったのは、藤井風くんの登場。彼の家での弾き語りからスタジオへの忍者的転換には驚きました。本当に素敵だった!(今も本当はどうだったのか、わかんない。笑)

おまけにラストのMISIAとのセッションは圧巻でしたね。少し前から注目していた人だけに、今年の活躍を期待したいです。

 

この間、じっくり、というか、一気に読ませていただいたのが、湯川れい子さんの新刊本「時代のカナリア」です。


彼女の人生86年のすべてが伝わってくる、と同時に、この日本がどんな時代を生きてきたのか、今どんな時代を生きているのか、それがしっかり分かる、素晴らしい1冊でした!

 

私の8歳年上の湯川さんが見て来られたのは、ちょうど私の見ていない日本であり、戦争であり、進駐軍アメリカから始まった日本のポップス、そして超越的に踏み込んだ、プレスリー、マイケル・ジャクソン、そしてビートルズの素顔。そしてその社会的な意味でした。

そこらの歴史書より、はるかに勉強になる、と思います。

 

「リアリティは詳細に宿る」の言葉通り、人々の生きた姿を、建前的な外側から見るのではなく、内側から見抜いている、辛辣な、そして熱い彼女の眼差しが、超気持ちいいです!

出版されたばかりですので、ぜひ読んで下さい。

 

さて、今年2022年は、沖縄の日本への返還から50年、日本と中国の国交回復からも50年、私の結婚、出産からも、おまけに、国連環境計画UNEPの設立からも50年です。

 

1972年が大きな分岐点、希望に向かう歴史のスタートラインだったことがわかります。

沖縄返還後の50年は、平和への大切な道程とならなければいけなかったのですが、今の現実はどうでしょう?

日中関係も、50年を経て、再び緊張関係に踏み込んでいるようで、残念です。

 

UNEPは、あの1972年、ローマ・クラブ「人間の危機」レポートとして発刊された「成長の限界」がきっかけとなって、地球環境を真剣にチェックしていこうとして設立されました。


私も2001年から2011年までの10年間、UNEP親善大使として働かせていただきました。

 

今になって盛んに言われるようになった地球異変への警告は、50年前から発信されていたのです。ところが日本を含め世界が飛躍的な成長を目指し続けたのが、この50年でした。

2022年はもう一度、1972年の原点に立ち、しっかりこれからの生き方を考える年にしなければ、と思います。

 

この夏の618日、改装前の最後のオーチャードホール・コンサートに向けて、準備を進めて行きます。

皆様も、それぞれの場所で、大切なこの一年を、お元気にお過ごしになれるよう、お祈りしています。

 

今年の仕事初めは118日午後2時半から、八王子市生涯学習センターで、「哲さんの声が聞こえる」刊行記念トーク&サイン会です。

歌い初めは、122日(土)船橋市民文化ホール(開演17:00)でのコンサート「花物語」。

ぜひ会場でお会いしましょう!