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Tokiko Now

2022
03.
24
不安の大きい日々、心に太陽を持って乗り切りましょう。

都内のホテルで、「東日本大震災から11年、未来へのメッセージ」というイベントに参加しました。

先週16日に福島沖を震源とする6強の地震に、大きな被害があったばかり。東京の電力供給にも赤信号が出るなど、不安な毎日。トーク中心の本番でしたが、心に深く残るライブになりました。

 

スタートには、2011317日に作詞作曲した「今どこにいますか」を、震災直後の被災地の胸痛む写真、初めて訪れた加藤登紀子の被災地訪問の写真と共に聴いていただきました。

 

司会の魚住りえさんとのトークの後には、525日福島県飯館村でのコンサートの時に仕上げた「命結ーぬちゆい」を、全村避難となった飯舘村の写真と共に聴いていただき、「青いこいのぼりと白いカーネーション」を歌い、福島から山形へ避難生活している関久雄さんの「なじょすべ」からの詩の朗読を鬼武みゆきさんのピアノに乗せて聴いていただきました。


先日の311の「登紀子土の日ライブ」で配信した、南相馬でのコンサートの時にも思いましたが、震災とその後の原発事故によって失われたものの大きさは計り知れず、これからの課題のあまりの大きさに胸が潰れる思いです。

それでもその中で必死に生きようとしている人たちは、関さんが詩で語っている様に「希望」であることを忘れずにいたいです。

 

23日のイベントの最後は、ジョン・レノンの「イマジン」。

ウクライナとロシアの悲惨な戦争がますます激化している中で歌う「イマジン」。一刻も早い停戦を願う気持ちで歌わせていただきました。


今週末26日にも仙台で東日本大震災のテーマでの出演があり、新幹線が止まっているために、飛行機で行くことになっています。2011年の震災直後を思わせるような道行で、何だかドキドキしますね。

翌日は長野でSBCの開局70周年の特番に生出演。この日は2019年の台風被害に遭った被災ピアノで歌います。

 

北海道では3月に似合わない大雪も続いているようで、本当に大変な日々ですが、心に太陽を持って、乗り切りましょう。

夏のコンサートのチケットも発売になっています。

今年の618日オーチャードホール公演は「時を超えるもの」のテーマで、1972年からの50年を見つめ、これからの長い未来を見透せるようなコンサートに、とプログラムを準備しています。

来年には改修工事に入るオーチャードホール、これが最後になるでしょう。

精一杯の気持ちで、毎日コンサートのイメージを膨らませています。ぜひ、見に来てください。