「びわ湖音楽祭」無事終わり、いよいよ今週末、オーチャードホールコンサートです。

　梅雨時とは思えない雲ひとつない青空のもと、長浜文化芸術会館は熱気に包まれました。

　長浜バイオ大学吹奏楽部と近江高校吹奏楽部有志の皆さんの混成でのオープニング演奏の後、長浜小学校合唱部の可愛い子供たちの「生きている琵琶湖」の合唱、長浜バイオ大学市民コーラスの皆さんの長浜バイオ大学校歌「悠久の街」、そして最後は和太鼓は世界をつなぐ滋賀夢プロジェクトの太鼓演奏、みんな素晴らしかったです。セットチェンジの間を「琵琶湖周航の歌」の落語で繋いだ、女性噺家の川柳つくしさんも、華やかなステージでした。

　このコンサートの実行委員の人たちの並々ならぬ奮闘に心から拍手を送ります。本当にお疲れ様でした。

この日6・12の朝日新聞朝刊の社会面に、私の「知床旅情」への思いを綴った記事が出ました。読んでくださっている方もあると思いますが、いろんな意味で、この歌の意味が大きくなったことを感じています。

　自然の厳しさを受け止め、その中で生き抜く人たちへの讃美歌として、人生の出会いと別れ、この世から立ち去っていった人への鎮魂歌として、今度のオーチャードホールでも、大切に歌います。

　5月末に発売したウクライナ支援のCD「果てなき大地の上に」も、好評で、オーチャードホールコンサートの前に、増盤しました。この中の曲、全てが大事な歌ばかりで、コンサートでもちろん歌いますが、今回は、素晴らしいコーラスの皆さんに参加していただいて「百万本のバラ」特別編を聴いていただくのが何よりの楽しみです。

　「声をあげて泣いていいですか」「果てなき大地の上に」も、私の中で、どんどん育って来ています。

　私の一生分の思いを込めたコンサートになりそうです。

　楽しみにしていて下さい。