Tokiko Now
01.
2023年、おめでとう!

どんなお正月お迎えでしたか?
毎日晴天に恵まれたお正月!
私は年末の「ほろ酔いコンサート」を終えた12月29日の夜に鴨川に向かい、30日の朝からせっせと恒例のお節作りに励みました。が、それから1月4日に東京に帰ってくるまで、毎日、毎日「乾杯!」の、おかず作りに邁進!素晴らしい正月でしたが、ちょっと疲れたわね。笑
今日、久しぶりに加藤登紀子に戻り、仕事の打ち合わせや日本レコード協会のパーティーに復帰。「あー楽だ!」と羽を伸ばしています。
さて、今日は早速、JーWAVEのラジオに出演の後、1月7日のコンサートのリハーサルです。1月7日のコンサートは、ベトナムの歌姫、カーンリーの初めての本格的な来日公演です。
1970年の大阪万博に戦火のベトナムから来日し、日本でレコーディングもして、大きな反響を巻き起こしました。その時の「美しい昔」は、私の大事なレパートリーにもなっています。
カーンリーは、1975年のベトナム戦争終結の時、アメリカにボートピープルとして家族と共に亡命して以来、今もアメリカ国内の「もう一つのベトナム」に住んでいます。
なかなか本国で歌うことができなかったのですが、去年、本格的なコンサートをベトナムで行うことができたことがきっかけで、今回の日本公演が実現しました。
私はゲストとして出演し、彼女をサポートし、数曲歌うことになっています。ヤマハホールで15時開演です。
ぜひ、お越しください!
そして来週の11日は、北とぴあで、錦州生まれの中国画家、王希奇さんの描いた「一九四六」の展覧会のオープニングセレモニーです。去年の夏の神戸で公開されて以来、東京でも公開への要望が多く、今回の実現に至りました。
幅20メートル、高さ3メートルの巨大な絵。戦後、日本の引揚者が葫蘆島から引き揚げ船に乗りこむ群像を描いています。
この絵の写真を見せていただいたのが去年の1月24日。私自身が2歳で引き揚げた時のリアルな姿を目の前に見たような衝撃で、呆然としてしまったのです。
その1ヶ月後に、ロシアのウクライナ侵攻が始まり、爆撃された街からたくさんのウクライナの人たちが、避難民となって国境を超えました。
ふたつのことが重なって、居ても立ってもいられない気持ちで夢中で作った曲が「果てなき大地の上に」でした。
この歌を軸に、ウクライナ避難者への支援のCDを制作し、全売り上げがカンパできる形で発売したのが5月末でした。
今年、1月1日に毎日新聞でこのCDに「第64回毎日芸術賞」が贈られることが発表され、素晴らしい評価をいただけたこと、本当に感謝しています。
この機会に、ぜひ王希奇さんの「一九四六」を見てください。
2023年はこんな風に、直球の勢いで始まりました!
去年の暮れに発売した「百万本のバラ物語」も本屋さんに並んでいる、と思いますので、ぜひ、読んでみてください。
1月29日に新宿の紀伊國屋で、サイン会もあります。対面でのサイン会は、何年かぶり!直接みなさんに会える貴重な機会になりますね。
そして1月11日夜8時から登紀子の「土の日」ライブvol29。ゲストは小林幸子さん!正月らしく、お祝いのお酒で「乾杯!」。
徹底的に語り合い、なかなか凄い対談になりました。さっちゃんのあのパワーの本当の底力を知ったわね。ぜひ、お見逃しなく。もちろんアーカイブで、いつでも見られますが、、

さあ、今年も始まりました!
元気にいろいろやっていきましょう!
互いに声かけあって、ね!