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Tokiko Now

2023
02.
21
いよいよ明後日、福岡でスペシャルトーク「百万本のバラ物語」です。

23日の休日、福岡市科学館のサイエンスホールで、午後2時からと4時半からの2回、歌も交えての語りと、質疑応答も含めた語り合いの会。滅多にない機会なので、とっても楽しみです。

 テーマは「百万本のバラ物語」。昨年末上梓した著書に書いたエピソードをもとに、私の生きて来た年月をしっかり受け止めて未来を見据える、今の思いを語ります。

 

 224日でウクライナへのロシア侵攻から1年です。長引く中で、ロシアとウクライナの内戦に近かったこの戦争が、世界戦争に舵を切るのでは、という危惧が広がっています。

 一刻も早く停戦を、世界が求めていかなくては、いけないと思いますが、国家の立場がそれぞれの思惑でがんじがらめのようです。世界の人々が繋がって行かなければ、戦争は止められません。何かできることはないか、小さくても声をあげていきましょう。

 

 先週末は北海道の紋別で「北方圏国際シンポジウム」に開会式の講演で出演しました。

 この時も歌を交えた語りで90分、「知床旅情」との出会いから、「百万本のバラ」へ、私が導かれて来た歴史の中から、今の時代の根源を問う思いを語りました。

 

 



美味しいもの尽くしの2日間、紋別の海の幸に興奮しながら、ここから極北の地域の問題を見つめる素敵な方々との深い交流ができました。

 講演本番の翌日は、ガリンコ号に乗って、流氷を見るハイライト。目を覚ますと、窓からの景色は前夜から一変!一面真っ白でした。朝から降り続く雪は、どんどんひどくなり、それでも吹雪のなかガリンコ号は満杯の人を乗せて出港。



 風が吹くと流氷が散らばってしまう、と聞いていましたが、これまでの何度かの経験の中では、本物の流氷に巡り合えた興奮の時間となりました。


しかし、めでたしめでたし、とは行かず、紋別空港の天候不良で飛行機が欠航になり、思いもかけず、旭川空港まで車で走ることになり、真っ白な世界を2時間半ほど、素敵なドライブになりました。(運転する人は大変だったでしょう!お疲れ様でした。)

 ところが、夜の便で東京に向かい、今度は羽田空港の上空に雷発生、という事態とぶつかりました。あわや、名古屋の中部空港に着陸か?とのアナウンスに、びっくりでしたが、どうにか、羽田に無事着陸。本当に拍手したいくらいでした。

 

 明日には福岡に飛びます。お天道様に平穏であるように拝まなきゃね。

 戻った翌日には、今度は八ヶ岳高原ロッジです。

 雪の風景を背に歌うのをいつも楽しみにしていますが、25日のライブ、どんな日になるか、ドキドキ、ワクワクです。

 

 季節の変わり目、春と冬が行ったり来たりの「道行」のようです。みなさんもどうぞお気をつけて!