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Tokiko Now

2023
05.
01
ゴールデンウイーク真っ只中、貴重な出逢いが続いています。

内紛のスーダンから無事日本への帰国のニュース。まずはよかったですね。

 スーダンでの人道支援に尽力してきた認定NPO法人ロシナンテスの活動、ずっと応援してきました。リーダーの医師、川原尚行さんも無事帰国されたそうで、まずはほっとしています。でも本当に厳しい状況はさらに続くのですから、心配ですね。これまでの活動状況も含めて、いっぱいお話が聞けたら、と思っています。

 

 426日、長野県の黒姫でCWニコルさんの追悼会がありました。あいにくの大雨で、アファンの森のニコルさんのメモリアルストーンの前での追悼セレモニーが出来ませんでしたが、代わりに信濃町公民館富士里支館で開かれたセレモニーで、「ダニーボーイ」を献歌させていただき、一緒に行ったYaeも「アメージンググレイス」をうたいました。

 

 私の「ダニーボーイ」の訳詞の2番にこんな詩があります。

 

『いつの日か、花が枯れるようにあなたが死んだならば、あなたの眠るそのそばに、この山に花をさかせよう』

 

 歌の後、アファンの森にただ一つだけ、ニコルさんが故郷からタネを持ってきて植えた日本のではない水仙の花をみんなで献花しました。

 ニコルさんと一緒に何度か歌ったニコルズバンドの犬塚さんのキーボードとコナンさんのチェロの伴奏が素敵でした。

 思えば、ニコルさんとの出会いは、先日亡くなったムツゴロウさんの主催された「ムツサント」というイベントでした。確か1980年の初めごろです。その時のニコルさんは歌手だったんですよ!自作の歌「リンゴの木にかくれんぼ」でヤマハのポップコンに出場したばかりとかで。

 

 79歳で亡くなるまで、本当にたくさんのことを果たされましたね。東京ドーム23個分の広さの「アファンの森」を何年もかかって素晴らしい森に育てて下さり、2011年の東日本大震災の後には大きな津波被害にあった東松島に「森の学校」を作るという大仕事をなさいました。私もニコルさんのご要望に応えて、鳴瀬未来中学校と宮野森小学校の校歌を作ることができ、本当に嬉しいです。

セレモニーの後、テレビ信州の生番組に出演したので、美味しいワインと食事の懇親会には出席できず、ちょっと残念でしたけれど、雨音の中で、しっとりと緑に包まれたアファンの森からの番組出演でしたので、ニコルさんとしっかり向き合えた気がします。

 

 ニコルさんはアースデイ東京の実行委員長としてこの20年余り私たちの先頭に立ってくださっていました。2012年の東日本大震災の追悼イベント「Peace On Earth」でもそうでした。坂本龍一さんとニコルさんと一緒に参加した2013年の写真が残っています。 本当に追悼することが続き、胸いっぱいです。

今年の5月のコンサートは、たくさんの追悼の思いを込めて歌うことになりそうです。

 

 28日には521日に開かれる君津市民文化ホールで、「百万本のバラ物語」のコーラス練習をしました。まだ本番まで3週間もあるのに、完璧に練習されていて素晴らしかったです。プログラムももう出来ていて、明日はミュージシャンとリハーサルに入ります。本番を楽しみにしていて下さい。

 

 27日は府中の森ホールでNHKBSで母の日に放送される「BSにっぽんのうた」の収録がありました。

今回もスペシャルな演出をしていただいて感動的なシーンとなりました。514日の夜730分から放送される本番が本当に楽しみです。

 

 何かと慌ただしい1週間でしたが、そんな中で、22日には韓国から来日したアン・チファンさんの歌を「済州島43抗争75周年追悼コンサート」で聴かせていただき、大きな感銘を受けました。

 30日には大竹しのぶさんの主演ミュージカル「Gypsy」の千秋楽を観させていただきました。どちらも会場には特別な熱気が感じられて、素晴らしかったです。ありがとうございました。

 

 さて3日から7日までの連休には、鴨川自然王国での田植えも予定されていて、お天気になってほしいな、と願っています。皆さんにとっても良い連休になりますように、心から祈っています。5月のコンサートまで、上り詰めていきましょう。