Tokiko Now
05.
先週土曜日、長野県松本市のキッセイ文化ホールでの「百万本のバラ物語コンサート」初日公演、感動のうちに終わりました。
1年前にリリースしたウクライナ支援CD「果てなき大地の上に」の売上金を活動に役立てていただいてきた「日本チェルノブイリ連帯基金」の本拠地で、代表で医師の鎌田實さんにも参加していただき、初日の幕を開けることができたことは、本当に大きな意味があったと思います。
各地、それぞれのコンサートでコーラスに参加していただく「百万本のバラ」に、松本では大学生のコーラスが参加しました。信州大学混声合唱団、信州大学グリークラブ、松本大学アンサンブルsolaeの皆さんの、美しく迫力のあるコーラスに、会場は熱気と涙に包まれました。


指揮の中村雅夫さんの指導のもと、本当によく練習されて、若々しいエネルギーの中にも、丁寧に発声されたハーモニーの荘厳さがあり、完璧なコーラスでした。会場の世代を超えた聴衆にとっても、感無量だったと思います。
ロビーにはウクライナの避難者の子供たちの絵が飾られ、まだ6歳、7歳という小さな子供たちの描いた絵の美しさと平和への願いに、会場に来られた方も、心揺さぶられたと思います。
同じロビーに書道甲子園で優勝した松本蟻ヶ崎高校の人たちの書も飾られました。書に書かれたのは「愛」という大きな字と「果てなき大地の上に」の歌詞の一部。しっかりとした力強い書でした。本当にありがとうございました!
小澤征爾さんが総監督される、サイトウ・キネン・オーケストラのホールとして30年前に建設されたキッセイ文化ホール。これまでここで育まれた音楽の魂が、深々と見守ってくれるような、気持ちの良いホールで、今夏のプログラム初日をスタートできて本当に嬉しかったです。
このコンサート、次は5月21日(日)君津市民文化ホールでの開催となります。その後に東京国際フォーラムもありますが、チケットが完売していますので、是非、君津コンサートにいらしていただけたらと思います。ここも丹下健三さんの設計による素敵なホールで、私は2011年以来のコンサートになります。
地元のコーラスとも、しっかりリハーサルをしていますので、本番が楽しみです。
さて昨日の「母の日」はいかがでしたか?
夜のNHKBSプレミアムで7時半から放送された「新・BS日本のうた」に出演していました。子供の頃に好きだった「フランチェスカの鐘」と「百万本のバラ」を歌いました。
この日も「百万本のバラ」にはコーラスの方に加わっていただきました。スケールの大きなフィナーレ、本当に嬉しかったです。

さて早くも梅雨を思わせるような気候ですが、コンディションを整えて、前に向かっていきましょう。