Tokiko Now
07.
約1週間の旅程で、黒海沿岸の国ジョージアに行ってきます。
「百万本のバラ」の主人公、画家ニコ・ピロスマニの生まれた国、ジョージアで今年の10月にコンサートを予定しています。その旅行のツアーも現在募集中ですが、初めての国なので、その下見を兼ねて、番組のロケーションとコンサートの打ち合わせをしてきます。
もともとラトビアの子守唄だったメロディにピロスマニの恋愛物語の歌をロシア語で「百万本のバラ」という歌に書いたボズネセンスキーを、もっと深く追跡したい、という目的と、コンサートの中で、「百万本のバラ」をどんな思いで歌うのか。私にとってこの重要なテーマを抱えての旅になります。
コロナ感染のために3年間も計画が伸びてしまい、結果的には、ロシアのウクライナ侵攻で国際情勢の揺れる中でのコンサート開催となり、慎重に準備したいと思っています。
さて、先週末からの連休中、私は素晴らしいミュージシャンとの共演が続きました。
7月16日は、アルゼンチンから来日したラミーロ・ガジョ・グランオルケスタのコンサートにスペシャルゲストとして出演。
アストール・ピアソラの曲を3曲歌いました。「リベルタンゴ」「忘却」「3001年へのプレリュード」。
彼らの演奏の素晴らしさと、曲の持つ底力を慢心に受け止めて、本当にこれ以上の経験は出来ない、と思うほどの入魂の瞬間を充分に楽しませてもらいました。


一緒に出演した安奈淳さんとも同じ楽屋ですっかり仲良くなり、ダンサーとして出演した浅田舞さんの美しさにも触れることができました。なんとラッキーだったんでしょう。本当に大感謝です。

17日は東京国際フォーラムで開催された「singsジブリコンサート」にゲスト出演。
ピアニスト菊池亮太さんの伴奏で「さくらんぼの実る頃」、
角野隼斗さんのピアノで「時には昔の話を」を歌った最高の時間でした。
一緒に出演したのは島本須美さん、井上あずみさん、そして素晴らしいストリングスのメンバーでした。コンサート後の楽屋で全員集合!楽しくて楽しくて離れ難く、盛り上がりました。


宮崎駿さんの新作も発表され、この夏はまたジブリブームになりそうですね。
私はまだ新作を見られていないのですが、ジョージアから帰ったら、出来るだけ早く観たいです。
帰国するのは25日、その週の金曜日28日にはフジロックなので、本当に慌ただしいです!
暑さに参ってる場合ではなく、もう、自分から燃えっぱなしの日々。みなさんもくれぐれも気をつけて、良い夏を迎えて下さい。