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Tokiko Now

2023
07.
31
読売新聞「時代の証言者 国境なき歌を求めて」連載、今日が最終日です。

616日に始まった読売新聞の連載が今日で終わりました。

読んでくださった方からの反響も大きく、本当に嬉しいです。

さまざまな偶然のジグソーパズルの中で、本当にたくさんのことに巡り合ってきたと思います。国を超える出会いも含めて、出逢ったすべての人が素晴らしかったと、感謝の気持ちでいっぱい!

 

この連載の最終日が、夫、藤本敏夫の命日だったのも何か、感慨深いです。今年も彼の残してくれた鴨川自然王国に家族そろって、過ごすことができました。いつものサイクルなんだけど、フジロックで歌った後の、これが大仕事。

今年も、28日の夜10時、フジロックのピラミッド・ガーデンで1時間のライブをして、急ぎ東京までひた走り、夜明けの空を見ながらお風呂に入り、数時間眠って鴨川自然王国に向かいました。

今年は鴨川では雨が少なく、畑も田んぼも乾いています。照りつける太陽も強烈で、地下水の水位を気にしながら、水の消費を抑える日常。楽しみにしていたサウナの水風呂を諦めました。なんだか地球不安が迫ってきます。

 そんなわけで、今年のフジロックでは久しぶりに「Now is the time」を歌いました。

この歌は藤本敏夫が他界した2002年の元旦、「素敵な宇宙船地球号」という番組のテーマ曲として作詞作曲した歌。家族そろった最後の正月を思い出します。

 ウクライナの戦争も果てなく続き、去年リリースしたウクライナ支援CDの歌も切実です。「イマジン」「花はどこへ行った」「果てなき大地の上に」、、、真っ暗な空の下、キャンドルの灯りの中で歌ったライブ。一年の祈りをみんなで共有するようなライブになりました。

 

 この夏は9月のマレーシアコンサートとジョージアのコンサートの準備で、またいろんな曲と向き合っています。

 コロナが終わって世界中の人が、旅行を楽しむ姿に接することが多くなり、こんな時に世界が戦争をしていることが、本当に残念です。

 

 8月の「登紀子の『土の日』ライブ」は11日の山の日で祝日です。

お盆でふるさと帰りができる人も多いと思い、のんびり家族そろって見ていただけたら、と演歌の若手、大江裕さんをゲストに懐かしい歌をいろいろ歌っています。ぜひ見てください。加藤登紀子公式Youtubeチャンネルで午後8時からです。

https://www.youtube.com/channel/UCO5-99Qh90nHwX2tmK4Q2Ng

 

 さて、武田鉄矢さん司会の「昭和は輝いていた」の放送が84日にあります。BSテレ東午後7時から。珍しく美空ひばりさんの「さくらの唄」を弾き語りで歌っています。この作詞をした  なかにし礼さんと、201486日に広島からの放送に出演した時、礼さんのリクエストで歌ったのでした。「実話にもとづくうた特集」、ほかにもいろいろすごい歌が飛び出します。ぜひ見てください。

 

 暑さの中、くれぐれも体に気をつけて、良い夏休みを!