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Tokiko Now

2023
09.
26
マレーシアから帰って来ました。さあ10月はジョージア。

918日から22日まで、疾風のようなマレーシア旅行でした。首都クアラルンプールにあるペトロナス・フィルハーモニックホールでマレーシア・フィルハモニー・オーケストラとのコンサート、本当に感動的なフィナーレになりました。会場からの「ウォー!」という声や歓声など、マレーシアの人たちの活気ある声が私のテンションに応えてくれた!記念すべき初めてのクアラルンプールでのコンサートだったと思います。

「愛のくらし」「この空を飛べたら」「知床旅情」で幕を開け、「紅の豚」の「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」へと続き、チェロのソロをフューチャーした「ひとり寝の子守唄」で、ぐっと会場がひとつになった感じ。ギターの弾き語りとオーケストラの共演で歌った「ANAK息子」はフィリピンからアジア中に広がった歌だけに、会場はひときわ大きな拍手!

 言葉の意味の一つ一つは伝わっていないかもしれないけれど、会場には涙ぐむ人も多く、嬉しかった。

2部は「愛の讃歌」で始まり、そこからは「難破船」「帆を上げて」「今あなたに歌いたい」のオリジナルラブソング。

 中森明菜さんの「難破船」を知っている人も多く、熱い興奮に包まれました。

アジアの中で最も日本とのつながりの深い国。街を歩いていても、「ISETAN」「ユニクロ」など、日本からの出店、マーケットの広がりに驚きました。

 マレーシアの人たちは子供の時から英語を普通に習っているので、それが強味。でもここはどこの国?と思うほどのグローバルぶりに、ちょっと当惑。

 

 でもちゃんと観光もしたのよ。伝統のろうけつ染め技法を実際に体験。私のバテイック作品も出来ました。

21日にはクアラルンプールから2時間、南に降りて、昔の都マラッカで美しい古都の風景を楽しみました。

さあ、来月はジョージアで、ムツヘタ、トビリシ、シグナギの3会場でのコンサート。凄い計画を立てちゃったな、と自分でも驚くような挑戦。私の歴史を変えるような旅になるかもしれません。

 

 さて そんな中、924日は小田原の三の丸ホールで、平和を願う市民団体主催の「私の願いコンサート」にゲスト出演しました。5歳の子供から93歳の婦人まで、圧倒的なコーラスに感動。劇団四季出身の沢木順さん、井料瑠美さん、滝澤行則さんなど、そして万能のエレクトーン奏者、長谷川幹人さんとの素晴らしい共演でした。

 

 小田原は第二次世界大戦に何度も空襲に遭い、ポツダム宣言受諾後の815日の午後にも群馬県桐生市と埼玉県熊谷市を空爆した米軍のB29が帰り道に残りの爆弾をすべて放出する目的で落として行った、許し難い最後の空襲を受けた街。それを伝えていかなきゃ、と頑張って来た人たちの強い思いに触れる、凄い一日になりました。

 

 暑さも少し和らぎ、秋の初めを感じる日々になりましたが、それでも私のカレンダーは熱いです!元気に乗り切りましょう。