New information 最新情報

Tokiko Now

2023
11.
14
「ほろ酔いコンサート」初日の幕が開きました!
 12日(日)、大阪新歌舞伎座で今年の「ほろ酔いコンサート」の幕が開きました!ロビーでの振る舞い酒も復活。大関さんの樽酒の匂いが漂ういい感じの初日でした。
 プログラムの曲目を初めて演じる日なので、リハーサルもフルサイズ、ちょっと緊張する部分もありましたが、結果的には、演奏の方も、いろんな舞台演出も、バッチリだったようです。
 大阪の人はオープンマインドで、反応がビンビン伝わってくるので、幕開きから歌に真っ直ぐ入り込めた!
もう長年一緒に暮らしたもの同士のような熱い想いの交差するコンサートになりました。でも思いがけなく若い人たちの姿もあり、年齢層の幅の広さが印象的な客席でした。
 80年代のラブソング特集からスタートしたので、一気に艶っぽく(⁈)なって、のっけから心の深みにどっぷり!
 1部の後半の弾き語りでは、イスラエルのことに触れ、久しぶりに歌ったのが「ユダヤの友へ」。
 ファウジ・エル・アスマールというパレスチナの詩人が50年くらい前に獄中から世界に発信した歌、私の日本語訳で歌いました。1948年に突然生まれたイスラエルという国に、祖国を奪われたパレスチナの人たちの叫びです。それから75年、状況は悪化の一途をたどり、今回の絶望的な結果を突きつけられています。
 
 それでも私は1995年にエルサレムを旅した頃は、イスラエルのラビン首相とパレスチナのアラファト議長が平和的に共存する決断をし、奇跡的な平和が生まれていました。そのラビン首相が、その直後に暗殺されたというショックな出来事が、今さらながら悔しく思い出されます。
 去年からのウクライナ紛争、アルメニアの異変、そしてこのイスラエルの激突。世界はどこへ向かおうとしているのか、厳しい流れが止まらない!

 2001年に中村哲さんを応援するペシャワール会への募金を集めたことからずっと続いている「ほろ酔い募金」、今年も「ペシャワール会」、「日本ボランティアセンターJVC」「日本チェルノブイリ連帯基金JCF」の3社に届ける募金を皆さんにお願いしました。

 JVCは1992年にカンボジアのプノンペンを訪ねた時からのご縁で、沖縄の辺野古の基地問題やガザ地区の子ども支援など、ずっと続けてきた組織で、今回も大変な状況の中での活動を支援したいと思います。
 ウクライナを支援してきたJCFも引き続きサポートします。


 2部はまた美しい歌から遠い世界へ。
 大好きな歌で、しっかりと心を届けることができたと思います。

 この次は11月22日の福岡です。キャナルシティ劇場で久しぶりに本格的な「ほろ酔いコンサート」です。
 楽しみにしていて下さい。

 さて、そんな中、今週の日曜日には青森の弘前市からのNHKのど自慢に生出演!久しぶりの青森を楽しんできたいと思います。

  急に寒くなって来たので、皆さんもくれぐれも風邪をひかないようにね!