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Tokiko Now

2023
12.
04
「アダミアニ、祈りの谷」素晴らしい映画です。

 昨日、恵比寿ガーデンデンプレイスでの上映会に参加しました。

私はDVDhttps://okinawasennozu.com/)でも見ていたのですが、画面の清々しさ、音楽の素晴らしさ、人々の会話の美しさ、改めて感動しました。

 たくさんの人に見てほしいなあ、と思います。121日から3週間の上映だそうですので、是非!

この映画はジョージアの北東部、コーカサス山脈を見上げるパンキシ谷を実写したドキュメンタリーで、監督の竹岡寛俊さんが2016年から2019年にかけてカメラを回した貴重なフィルムです。ここは、山を越えた向こうがチェチェン共和国なので、ロシアとの戦争の時にもたくさんの難民がチェチェンからここへ逃げ込み、中には抵抗を目指すムジャヒディン(戦士)もいたことから、テロリストの坩堝と言われた地域でした。

 

 でも、映画から伝わってくるのは、静かなひっそりとした田舎町、荘厳なほど美しい自然、さまざまな歴史を胸に、ささやかな幸せを祈る人々の豊かな表情です。

 キリスト教の国ジョージアに、イスラム教徒として暮らすことの難しさを、何とか乗り越えて、お互いの宗教を尊重し、理解しあって、ここを素敵な観光地にしていこうと立ち上がった女性たちの力強いメッセージが伝わってくる映画です。

 

 今、世界の紛争地で、絶望的な戦争が吹き荒れています。そんな戦争を散々に潜り抜けてきた人々が、それを終わらせるために、自分に何ができるかを、必死て求めている姿に、多くのことを教えられました。 決して簡単ではないけれど、可能性はある!未来が見えた気がします。

 

 私たちが、模索しているのも同じようなことだなと、ものすごく連帯感を感じる映画でした。今すぐにでも、パンキシ谷に行きたくなっちゃうくらい。

 

 私10月にジョージアでコンサートをしたことは、昨日の朝日新聞、東京新聞などいろいろ記事が出ています。ネットでも見られますので、これも見てください。

 

 さて先週121日の沖縄音市場での「ほろ酔いコンサート」は、大盛り上がり!すごく楽しかったです。一曲目から指笛が飛びかう中、私も存分に楽しませてもらいました。

ここだけはお酒は泡盛。新里酒造さんの「琉球」を、少し薄めたものをぐびぐび飲みながらの、本格的な「ほろ酔い」になりました。

 

 弾き語りで歌った「西武門哀歌」「島唄」、そしてアンコールの「アッチァメ-小」には琉球國祭り太鼓が登場。最後はしっとり「童神」で締めました。

この次は、京都の「ほろ酔い」です。

 久しぶりの祇園甲部歌舞練場での開催とあって、チケットは早々と売り切れています。私もあの素敵な提灯に囲まれたステージに戻れるのが楽しみ!

 どんな「ほろ酔い」になるでしょう!

 

 沖縄のコンサートの翌日、私は佐喜眞美術館に行ってきました。広島の被爆者を描いたことで知られる丸木位里・丸木俊さんが、全身全霊をこめて描いた大きな画面いっぱいの沖縄戦の悲劇。「沖縄戦の図 全14作」心に深く刻まれました。

この展示は今年5月に始まり、来年129日まで続いています。こちらも是非、行ける方はこの機会に訪ねて下さい。

各地で上映されたドキュメント映画「沖縄戦の図』のDVDも発売になっているそうです。

今年も後1ヶ月となり、急に忙しない気持ちですが、絶好調で最後まで歌っていきたいと思います。皆様もくれぐれもお元気で。