「加藤登紀子百万本のバラコンサートー時をつなぐ歌」、東京で予定されていた6月2日(日)のチケットがほとんどなくなってしまったので、急遽、6月5日(水)に追加公演を決定しました。

21日にテレビ朝日の『大下容子ワイド!スクランブル』、23日のNHKBSの『「百万本のバラ」はどこから そしてどこへ～加藤登紀子 ジョージアへの旅～』を観てくださった方からの反響がとても大きく、夏のコンサートのチケットへの予約が殺到、追加公演を急ぎ決めました。

　昨日27日には8時からの「うたコン」に生出演。

　ジョージアへの旅のVTRも流れ、ジョージアで出会った人たちを懐かしく思い出し、この数日、ウクライナの戦争が始まった2年の、悲惨な戦争のニュース番組など見たことも重なって、胸がいっぱいになって、つい熱くなってしまいました。

　コーラスで参加してくださった東京女声合唱団の皆様の熱気に包まれて、本当に精一杯の「百万本のバラ」になったと思います。本当にありがとう。心から感謝してます。

　一緒に出演した鈴木雅之さん、JUJUさん、天童よしみさん、スキマスイッチさん、三浦祐太朗さん、INIの皆さん、あっという間の時間だったけど、素晴らしいメンバーとご一緒で、楽しかったです。NHK＋でも見ていただけますし、3月5日（火）の午後4:15~再放送も予定されています。見逃した方はぜひ見てくださいね。

三浦さんが歌った「さよならの向う側」は山口百恵さんが引退される時、最後のメッセージとして歌われたのが心に鮮明に残る素晴らしい歌ですね。1980年、私の三女が生まれる直前に、百恵さんが私のうちを訪ねてくださったのが懐かしいです。

　もう一つ、三浦友和さんが、役所広司さん主演の映画、「PERFECT DAYS」の最後のシーンに登場してらした。　とってもいい場面になってましたね。

バーのママ役で出演していた石川さゆりさんの元夫役で、登場してらしたシーンは、奇しくも、私が石川さゆりさんに提供した「再会」と言う歌のテーマと重なり、びっくりしました。この歌の歌詞は、

　「この世にさよならする前に　もう一度君に会いたいと

　　何十年ぶりなのに　たった二行の突然のあなたからの手紙」　

　この三浦さんの出演シーンがこの映画の淡々と描く日常に、強い隈取りをするような効果になっていると思いました。

　さりげない描き方の中に強く引き込む力がある、不思議な映画。さすがヴィム・ヴェンダース監督だなあ、と思いました。

　主人公がいつも車で聴く音楽も良くて、それもカセットでね。

お陰で、今必死に断捨離してるのに、カセットが捨てられなくなってしまって、困ってる！笑

　この映画がアカデミー賞を受賞するかも、と言うのが本当に楽しみです。　

　今週末、日曜日は茨城県東海文化センターでジブリを歌うコンサート。オーケストラとの共演です。この日も「さくらんぼの実る頃」「時には昔の話を」の他に「百万本のバラ」も歌います。