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ドキュメントTokiko

2026
07.
17
ドキュメントTOKIKO - Restart 『ジーナの⽣きた100年とこれからわたしたちが⽣きる100年』<第二部>④
『サルダーナ』では多くの⼈が⽴ち上がり、⼿を伸ばしながらの⼤合唱となった。⼆階席からそれを撮影したが、圧巻の光景だった。

『幸せのために⽣きているだけさ』が終わり、登紀⼦さんもバンドメンバーもステージから去った後。

客席のいたるところから「登紀⼦さん、ありがとう」という声が聞こえた。

他の会場では登紀⼦さんのお名前を呼ぶコールが聞こえることはあったが、今回は「ありがとう」「ありがとう」という声がいくつも響いていて、私は⾃分の気持ちを代弁してもらったような⼼地になった。

このコンサートの感想は「ありがとう」の⾔葉に尽きる。傷も丸ごと抱きしめられたような時間だった。

「冷静に⾒届けないといけない。⽬を覆ってはいけない。正しく⾒届ける。あなたは写真家なんだし、正しく⾒届ける。冷静に⾒届けて、全部⽣きる⼒に変えましょう」コンサートの本番前に登紀⼦さんから贈っていただいたその⾔葉を胸に、私は私の⽬でこの時代を⾒届ける。

ジーナが⽣きた100 年を学び、私たちがこれから⽣きる100 年を、きちんとこの⾝体で⾒届ける。
絶望や怒りや悲しみも、この⾝体で受けて、それでも⽣きる。
そんな⼒を満たしてくれるコンサートでした。


こいわいはな
1994年、宮城県生まれ。『水曜どうでしょう』のイベントや書籍撮影を皮切りに、映画、ドラマ、演劇、ライブ、CMなど様々な現場で活動中。
【スチール担当演劇】 EPOCH MAN『我ら宇宙の塵』など。
【スチール担当映画・ドラマ】荻上直子監替『波紋』、岸善幸監『正欲』『サンセット・サンライズ』NHKドラマ『水平線のうた』など

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